米プリンストン大学での「イラン」体験――イラン・フーゼスターン紀行(番外編)

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 昨年6月、イラン南西部フーゼスターン地方への研究紀行について、2度にわたって記した(『ジョージアから「連れ去られた人々」を追って――イラン・フーゼスターン紀行=上』2019年6月3日、『中』6月19日)。

 約400年前にジョージア(グルジア)から半ば強制的に移住させられた人々の末裔を訪ねる旅であったが、その後、米プリンストン大学に研究滞在することになり、なかなか続編に取りかかることが出来なかったところへ新型コロナ禍の到来である。

 しばらく空いてしまったが、このような時にこそ、遠い異国の、遠い過去に目を向けるのも悪くないかもしれない。...

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