松田聖子、40周年記念で見せたコロナ禍中の商魂 アルバムも公演も延期だが…

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 松田聖子(58)が世に出て40年。彼女のメモリアルイヤーもコロナ禍に見舞われた。しかし、「国民的アイドル」は流石の一言に尽きる“粘り”を見せ――。

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 こんなご時世だから仕方ないけど……と、ファン歴ウン十年の女性が嘆息する。

「40周年記念コンサートの延期が決まりました。6月6日、さいたまスーパーアリーナを皮切りに10月3日の日本武道館まで全11公演の予定ですが、6月中の4公演が延期。振替公演は未定です。このままだと他の公演も厳しいでしょうね」

 女性の溜め息は深くなり、

「ファンクラブ(FC)会員向けに延期のメールが届いたのは5月4日です。ひと月前なんて遅すぎますよね。多くのファンも、早く決めてほしいと爆発寸前でした。他のアーティストは、4月中には公演延期や中止を決めていたんですから」

 たとえば加山雄三は、6月18日からのツアー中止を4月11日に決定。ドリカムは10月のツアーを4月時点で中止している。

「なのに聖子ちゃんは、4月半ばになってコンサートチケットを販売しはじめたんです。開催は無理だろうと思う反面、延期や中止が発表されないので、ほんの少し期待しちゃいました」

超満員にする意気込み

 なぜ、ギリギリまで延期が決まらなかったのか。別のFC会員が語る。

「今年は、例年よりも一度に買えるチケットの枚数が多かったんです。チケットは2万3千円のプレミアム席と9800円のS席の2種類で、昨年はプレミアム席が1人につき2枚しか買えなかったのに今年は4枚買える。同じくS席も6枚から8枚になりました。聖子さんサイドは、なんとしても超満員にする意気込みでした。何しろ40周年の稼ぎ時ですから、最後の最後まで諦めず、世情を見極めたかったのでしょう」

 緊急事態宣言が延長されるまで開催を模索した末、さしもの松田聖子も万策尽きたのだろう。

 商魂とも呼べるその意気込みは、6月3日発売予定だったアルバム「SEIKO MATSUDA 2020」にも垣間見えていた。

「限定生産盤が“応援ハチマキ付き”でした。それだけ力を入れていたのが分かります。このアルバムも発売延期になってしまいましたが」(FC会員)

 結局、コンサートもアルバムも延期。メディアへの露出もない。

 とはいえ、そこは「国民的アイドル」、流石である。5月13日から期間限定で放送される日本マクドナルドのCMを勝ち取っていた。「スイートメモリーズ」の新バージョンが流れるという。どうせなら、新商品を頬張る姿も見たかった!?

週刊新潮 2020年5月21日号掲載

ワイド特集「マスクの下」より

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