テレ朝の名物ディレクター「ナスD」に訴訟トラブル 「陸海空」で何があった?

エンタメ

  • ブックマーク

Advertisement

4月から“冠番組”がスタート

 テレビ朝日の友寄隆英・ゼネラルプロデューサー……人名に心当たりのない方でも、「ナスD」と言えばお分かりの向きは多いだろう。そんじょそこらの芸人より視聴率を稼ぐと話題だが、好事魔多し。出演者との訴訟トラブルが発生してしまったのだ。

 ***

 友寄氏の名を一躍有名にした出世作と言えば、「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」だ。

 2017年1月に放送された特別番組「陸海空 地球一周するなんて(笑)アマゾンから突入SP」が好評だったことから、同年4月から9月まで深夜枠でレギュラー化。そして10月からは土曜の午後9時58分、いわゆる“プライムタイム”での放送となった。

「番組開始時は世界の秘境や絶景ポイントなどを訪れていました。人気番組となったのは、まさに友寄氏の行動が話題になったからです。自らカメラを片手に現地ロケを敢行。アマゾン篇なら生水を飲んだり、生魚を食べたりする姿に大きな反響が起きました。中でもペルーの少数民族から刺青の塗料を『美容にいい』と言われて塗りたくり、全身が真っ黒になった場面は今でも語り草です。塗った後の肌がナスのように見えたことが“ナスD”の由来ですね」(テレビ担当記者)

 今年の4月からは新番組「ナスDの大冒険TV」もスタートした。前代未聞の“テレビディレクターの冠番組”というわけだから、確かに芸人並みかそれ以上だろう。

 テレビ朝日の関係者も「うちの最大のスター局員で、上層部の覚えもめでたい」と高く評価するのだが、一方で「陸海空」に出演していた30代の男性は「最初は調子の良いことを言っておきながら、後で頬かむりする人でした」と憤るのだ。

 この男性は旅行ライターなどとして活躍しているのだが、テレビ朝日などを相手取って、損害賠償請求を起こしたという。

 一体何があったのか。トラブルの内容は、番組に出演した際の“過剰”な演出や、ギャラの未払いなどだという。男性の「関わってしまったことを心から後悔しています」という訴えを、5月13日発売の週刊新潮で詳報する。

週刊新潮 2020年5月21日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。