「清宮幸太郎」「吉田輝星」は主力になれるか 日本ハムに立ちはだかる“2025年問題”

スポーツ 野球 2020年5月10日掲載

  • ブックマーク

 マイナーリーグの下部組織が充実している米国では、常に3年後、5年後のオーダーを見据えながら選手の編成、補強を行っている。日本のプロ野球では登録枠数の問題から、そこまで選手を抱えることはできないが、ソフトバンクなどを筆頭に長期的なスパンで選手を獲得している球団が出てきていることも確かだ。そこで現在所属している選手で5年後のオーダーを組んだ時にどんな顔ぶれになるかを考えながら、各球団の補強ポイントを探ってみたい。今回は昨年パ・リーグ5位に沈んだ日本ハムだ。

・5年後の野手(※年齢は2025年の満年齢)
捕手:清水優心(29歳)
一塁:清宮幸太郎(26歳)
二塁:渡辺諒(30歳)
三塁:野村佑希(25歳)
遊撃:平沼翔太(28歳)
左翼:近藤健介(33歳)
中堅:万波中正(25歳)
右翼:浅間大基(29歳)
DH:中田翔(36歳)

・5年後の先発投手
上沢直之(31歳)
堀瑞輝(27歳)
河野竜生(27歳)
立野和明(27歳)
北浦竜次(25歳)
吉田輝星(24歳)

・5年後のリリーフ陣
公文克彦(33歳)
玉井大翔(33歳)
西村天裕(32歳)
生田目翼(30歳)
石川直也(29歳)
福田俊(29歳)

 5年後のオーダーを考えたときに12球団で一番予想が難しいのが日本ハムだ。ある程度、結果を残した主力選手はポスティングやFA、トレードと積極的に放出し、常に新陳代謝を図る戦い方を続けてきたからである。

 過去5年を振り返っても投手は、大谷翔平(エンゼルス)、増井浩俊(オリックス)、谷元圭介(中日)、野手は陽岱鋼(巨人)、大野奨太(中日)、レアード(ロッテ)などが他球団へ移籍している。さらに、現在のレギュラーでも有原航平と西川遥輝がメジャーへの移籍希望を表明しており、大田泰示もFA権を行使する可能性がある。また新たなチームになるタイミングは近そうだ。

 野手は清水、渡辺、近藤、中田と所々に実績のある選手がいるのは強みだ。そんなかで、心として期待したいのがやはり清宮だ。気になるのが故障の多さ。出身校の早稲田実は、強豪にしては全体練習の時間は長くないこともあって、ここまではその影響が出ているように見える。

 ただ、それでも長打力はやはり非凡であり、同級生の村上宗隆(ヤクルト)が昨年大ブレイクしたことも刺激となっているはずだ。中田もまだ余力はありそうだが、清宮の成長ぶりがチームのカギを握っていることは間違いないだろう。

 清宮とともに中軸候補として期待したいのが野村と万波の二人。昨年はルーキーながらともに、二軍である程度の結果を残した。プロでも最も時間のかかる強打者タイプだが、彼らが早めに一軍に定着するようだと、一気に将来は明るくなる。

次ページ:ショートと外野陣の薄さ

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]