「ナイナイ岡村」発言のズレてる所 愛人募集専門誌編集長の「美人さん達のコロナ後」
ツッコまれたかった？
世間の注目を集め、本人が謝罪に追い込まれたナイナイ岡村発言をどう見るか。様々な議論が交わされてきたのはご存じの通り。他方、業界の事情を深く知る、愛人募集専門誌『ラヴァーズ』の編集長は岡村発言のズレてるポイントを指摘し、「美人さん達」の近未来を予想する。
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《コロナが収束したら絶対面白いことがあるんです。なかなかの美人さんがお嬢（風俗嬢）やります》
《短時間でお金を稼がないと苦しいですから》
お笑い芸人、ナインティナイン岡村隆史のラジオ発言が大炎上、謝罪に追い込まれた騒動は記憶に新しい。たしかに職業観、女性観の面から不適切で、公の場での発言として批判されて当然だが、人道的な視点とは別の角度から岡村発言を否定する専門家の声もある。
「岡村氏の発言は根本的な前提が間違っている」
そう一刀両断するのは愛人募集専門誌『ラヴァーズ』編集長の比嘉健二氏だ。
まず氏の主張を聞いてみよう。
「高級ホステスやモデル、アイドルなどコロナ禍で失業に追い込まれた女性は多く、彼女たちが無収入で困っているのは事実。でも本当の美人は風俗には行きません。なぜならコロナ以降、風俗業界は営業自粛に加え客も濃厚接触を敬遠して寄りつかず壊滅状態。しかもこの状況は当分回復しそうもない。だからコロナ後に風俗に就職しても稼げる見込みはないんです」
「本物の“美人さん”が目指すのは愛人の地位、いわゆる『パパ活（パパ＝パトロンを探す活動）』です。今、愛人募集する男に期待する女性は急速に増えてます」
比嘉氏が編集するのは隔月刊『ラヴァーズ』のほか『別冊ラヴァーズ』『ラヴァーズEX』（いずれも大洋図書）など。それぞれ10万部（公称）を売る知る人ぞ知る人気雑誌だ。愛人希望する女性たちの情報や、出会い系サイト利用の必勝法などを掲載。
ネットに弱い中高年向けに手紙を通じた愛人募集コーナーを掲載するなどで部数を伸ばした。そんな専門誌の編集長にコロナ禍によって激動する女性労働の現在と、収束後の女性たちの動向予測を聞いた。 ――岡村氏の発言をどう思いますか？
比嘉 経済的に困窮する女性が「風俗」に就職との考えはもう古い。多くの女性は出会い系サイトなどを活用して援助してくれる男性を直接探します。本当のところ岡村さんは「風俗嬢に」という発言のあと、誰かに「今どき風俗はないでしょ！」とツッコまれたかったんじゃないかな。要するにネタがすべったんですよ。
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