日本初の「お迎え体験」調査 終末期患者の4割が亡き夫や妻と“再会”という事実
日本人には馴染みのある「お迎え」は、すでに亡くなった人や動物が、死にゆく人のもとに訪れる現象である。在宅緩和ケアの医師や人文社会学者らが、亡くなった終末期患者の遺族4340人にアンケート調査を依頼。1742人から寄せられたお迎えのデータを収集、分析したものをまとめ、4月に『「お迎え」体験』(宝島社新書)を出版した。著者で岡部医院仙台院長の河原正典氏に話を聞いた。
***
お迎えは、民話的な事例では、あの世から死者がお迎えに来るという、なんともおどろおどろしい話になりがちだ。...