こんな記事も読まれています
異なるメーカーの製品は同じトラックで運べない…「下請け企業」が頭を抱える大手メーカーの“ナゾすぎる商慣習”
これまで2回にわたり、日本の製造業界における大手企業の中小企業に対する理不尽な対応について述べてきた。最後に取り上げるのは、技術を持っていながらも日本の中小企業が倒産してしまう業界の「商慣習」を深掘りしながら、外国の例を紹介してみたい。
大手企業に振り回された挙句、倒産や廃業に追いやられる中小企業の理不尽に言及すると、毎度必ず出てくるのがこういう声だ。
「他の企業に売り込めばいいじゃないか」
「どんなに技術があったとしても、他企業に売り込む営業能力がないのが悪い」
...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
「日本製鉄はパンドラの箱を開けた」 USスチール「4兆円」買収劇の“美談”に潜む無数の「重大リスク」とは
絶望の淵からの逆転勝利ともいえようか。「USスチールの完全子会社化」という1年半越しの悲願を叶えた日本製鉄。しかしトランプ大統領をも心変わりさせるに至った“大盤振る舞い”の代償は大きく、投資家が抱く不安材料は山ほどある。美談の影に潜むリスクを日鉄は乗り越えられるか。(安西巧/ジャーナリスト)
***
1年半にわたって揉めに揉めた日本製鉄による米USスチール買収がようやく決着した。退陣直前の米大統領ジョー・バイデン(82)が買収禁止命令を発したのは2025年1月3日。...
つづきを読む