アベノマスク予算は466億円、スカイツリーは400億円 500億円使うとしたら……
新型コロナ対策として政府が始めた、“アベノマスク”の配布。ところが、1世帯につき布マスク2枚という中途半端な数に始まり、小さいだの、カッコ悪いだの、とにかく不評だった。ようやく郵送され始めたと思ったら、今度は汚れがあったり、髪の毛やら虫の混入で回収騒ぎに。このマスクのために組まれた予算は、なんと466億円! そもそも500億円あったら、他に何ができるのだろう。具体的に考えてみた。
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500億円の現生を見たことがある人はなかなかいないだろう。
1万円札の厚さは0・1ミリ。100万円の束で1センチだ。これを500億円分積み上げると、500メートルになる。SNSでは、“アベノマスク”はスカイツリーの建設費400億円よりも高価なことが話題になっているが、そのスカイツリーの展望台の最高地点が451・2メートルである。
では、500億円を運ぶには? 1万円札で1億円分が約10キロ。500億円ともなれば、5トンである。日野の2トンでだって、一度には運びきれない量である。
ちなみに、北海道岩見沢市の2020年度予算がちょうど500億円で、これには市役所の新庁舎建設や温泉施設の全面改修なども盛り込まれているという。
では、500億円を使うとすると……。
パッと使い切るにはやはり建設事業だろう。社会部記者が言う。
「スカイツリー以外にも、似たような建設費の建物はあります。北海道日本ハムファイターズの本拠地である札幌ドームは422億円。オリックス・バファローズの京セラドーム大阪(大阪ドーム)は498億円です。ちょっと予算オーバーですが、江戸東京博物館は530億円です」
結構な巨大建物が作れるようだ。
乗り物だとどうだろう?
「世界一高価なスパーカーと言われるランボルギーニ・アヴェンタドールSVJは、1台5567万円ですから900台で501億円ですね。日本が誇るトヨタ・センチュリーは1台1960万円です。昨年、天皇陛下の祝賀パレードに使用された特注のオープン・センチュリーには改造費含め8000万円の予算が組まれました。仮に8000万円として、625台を購入できます」(同)
こうなると、御料車もあまり高価に感じられなくなってくるから不思議だ。
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