コロナで路頭に迷う「ホステス」「風俗嬢」の地下活動

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 世の中には「表」があれば「裏」もある。

「夜の街での伝播を止めることができれば、制御できる可能性がある」

 と、厚労省の新型コロナ対策本部クラスター対策班のメンバーから「槍玉」にあげられた風俗業従事者たちも商売あがったりなのだ。

「ソープランド市場は、感染リスクへの警戒心から客足が遠のき、3月以降は前年比5割程度の落ち込みとなるでしょう」

 こう試算するのは、『世界の[下半身]経済がわかる本』等の著書があるエコノミストの門倉貴史氏だ。

「デリヘル市場も前年比3割減が見込まれ、1月から3月までの間に約2万人のデリヘル嬢が離職したと見られます。キャバクラ市場に至っては前年比7割減。このような惨状は過去の歴史を振り返っても、初めてのことだと思います」

 それにはワケがあり、

「リーマンショックや東日本大震災の時は、実はギャンブルや風俗の業界は元気な状態を保っていた。表の経済がガタガタになり、そのストレスのはけ口を『裏経済』に求める人が多かったためです。しかし、濃厚接触を避けなければならない今回ばかりは、そうはいきません」(同)

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