慰安婦の守護神「挺対協」トップが国会議員に当確も“たまねぎ男”の二の舞か

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反日・反米のはずが…

「(共に)民主党が比例議席を獲得できなければ、民主党は国会第1党の座を明け渡すことになり、民主党出身が国会議長に就くことができなくなる。これまで野党が反対してきた法案の数々が、民主党の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の職権によって国会に上程され、通過してきた。今回の選挙で国会議長職が野党の手に落ちるようなことになれば、文政権の残り任期は非常に苦しい戦いを強いられることになる。そこで、慌てて比例衛星政党を立ち上げることにしたのでしょう」(先の在韓ジャーナリスト)

 与党が結成した『共に市民党』の比例代表候補は、市民代表候補と、『共に民主党』から迎え入れた候補で構成されている。市民代表候補とは、市民団体関係者の推薦を受けて応募した市民運動家で、審査を通じて選出される。“市民団体”から推薦された候補ではあるのだが、『共に市民党』の候補に名を連ねた市民運動家たちは、文政権寄りの人物ばかりだ。正義記憶連帯の尹美香元理事長もその一人で“慰安婦問題と徴用工の問題に精通した市民運動家”との評価を得て選出された。

 2016年11月には朴前大統領の弾劾を主張する『ろうそく集会』に慰安婦被害者たちを率いて参加しており、韓国内のTHAAD配置の反対活動にも積極的に参加した。尹氏はフェイスブックで「韓国は米国の武器商売のための市場に過ぎない!」「(朝鮮半島)分断は彼ら(米国)の商売のための非常に良い口実だ」という主張を繰り返した。

 セウォル号沈没事件についても「米国が削除させた国務省報告書の一部を公開しなければならない」とし、米国が関係しているという陰謀説をにおわせるなど、反米活動家的な一面を見せた。

 もっとも、韓国で、反日と反米はセットであり、尹元理事長が“反米”であることに驚く人はいない。反日・反米と親北・親中は非常に親和的であり、尹元理事長も当然、反日で反米だと思われていたからだ。

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