「麒麟がくる」“染谷将太の織田信長”に賛否 敢えて違和感を狙った起用のワケ

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“丸顔”に信長は無理?

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主役といえば、明智光秀役の長谷川博己(43)だ。しかし、最近は織田信長役の染谷将太(27)に大きな注目が集まっている。そのナゾを解くキーワードは“違和感”のようだ。

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“染谷信長”に、かなりの視聴者が戸惑っているようだ。日刊ゲンダイDIGITALは3月15日、「染谷将太演じる『麒麟がくる』織田信長 “丸顔 童顔系”の謎」との記事を掲載した。

 染谷の顔立ちだけでも、視聴者が違和感を覚えたことが分かる。そして現在では、「我慢して見ていたけど、やっぱり駄目だ」とギブアップした層と、「最初は違和感があったけど、段々と癖になってきた」と考えを改めた層に分かれているようだ。

 ツイッターから典型的な投稿を引用させていただこう。まずは配役に関するツイートだ。

《信長が染谷将太、秀吉が佐々木蔵之介、家康が風間俊介…。皆さん全然嫌いじゃないけど、役のイメージからかけ離れすぎている。あえて奇を衒った配役なの?》

 実際に染谷が出演して演技を披露すると、その困惑は更に深まったようだ。

《染谷将太の信長、丸すぎてなかなか慣れない 違和感ハンパないが続行中》

 そして脱落組の1人と思われるツイートは、こんな具合だ。

《信長が染谷将太じゃだめだ! 見るのやめた。これまで良かったのに残念。染谷将太は嫌いな俳優ではないけど信長には合わない》(註:明らかな脱字を修正)

 一方、違和感を“克服”した感のあるツイートは、以下の通りになる。

《染谷将太の信長って初登場の時は恵比寿様やんって思ったけど演技が良いんで違和感なくなってきた》

 こういうベクトルで話題を呼んだ信長役は珍しいだろう。そもそも大河ドラマの歴史を振り返ってみると、信長が登場したのは、1965年の「太閤記」から、現在の「麒麟がくる」まで合計19作品だ。

 2回演じた俳優も存在するため、19作品で17人の俳優が信長として登場した。その全員を表でご紹介しよう。

 最初の表は【1966~88年】だ。65年の「太閤記」から、88年の「武田信玄」まで、7作品を記載する。

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