美人騎手ミシェル参戦レース 無観客のはずが…こっそりと馬券を会場販売

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 美人騎手として一世を風靡しているミカエル・ミシェル(24)が名古屋競馬場に現れたのは3月12日。レディスヴィクトリーラウンド2020の最終ラウンドだ。

「来年も参戦? メイビー」

 総合3位を獲得した彼女はそう言って、今後の日本での騎乗を熱望。ミシェルスマイルが弾けたのだが、楽しみにしていたファンの姿は皆無だった。新型コロナウイルスの影響で無観客でのレースとなったからだ。

「ミシェルが来なければ、取材しないレースではありましたけれど」

 と、競馬ライターが現場の“異変”について語る。

「当日は馬券を買うにも電話かインターネットでしかできないはずでした。ところが、第2スタンドの3階席にある馬主さんが座る特別観覧席の近くの券売機が動いていたんですよ。びっくりしました」

 しかもその券売機にはこんな張り紙がされていた。

〈ご購入頂いた勝馬投票券のSNS等へのアップロードは禁止〉

 このライターが続ける。

「張り紙がある時点で、競馬場サイドのうしろめたさが感じられました。他では見たことがありません。実際、馬主のみならず、マスコミの人間も馬券を買うことが可能でした。少しでも売り上げを得ようということなのか……」

 なぜ、コソコソ売っていたのか。競馬場の広報は、

「大切なお客様でもありますから、馬主さん用に融通しました。SNSでアップされると、一般客が混乱するので、掲示した次第です」

 海外では、新型肺炎の影響で競馬そのものが中止に追い込まれている。いっそSNSで拡散された方が自粛ムードを吹き飛ばせたのでは、メイビー。

週刊新潮 2020年4月2日号掲載

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