忽那、岡田に続き「米倉涼子」も… 退所者続出を招いた「オスカー」創業者の娘婿

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 昨年末の忽那汐里に続き、今年3月には岡田結美とヨンア、そして米倉涼子までもが「オスカープロモーション」を退所するという。創業者・古賀誠一社長(80)が一代で築き上げた帝国に、何が起きているのか。

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 ゴクミこと後藤久美子を皮切りに、上戸彩や菊川怜、武井咲や剛力彩芽といった売れっ子が輩出してきたオスカー。そしてこのたび、看板女優として活躍していた米倉涼子(44)の退所も報じられた。彼女もまた、“古賀さんが社長でなくなるなら、私オスカーを辞めますから”と以前からある大物俳優に語っていたという。

 オスカーを去っているのは、所属タレントだけではない。

「ここ3年で毎年15人ほどの社員が辞めています。この3月と4月にも、役付きで屋台骨の『20年選手』3人が退社の見込み。理由は古賀社長の娘婿のパワハラとされている。彼ら社員はみな古賀社長率いるオスカーを愛してきたけれど、そうではなくなりつつある現実を悲観し、辞めていくんです」(オスカー関係者)

 娘婿とは、専務の堀和顕氏(49)を指す。古賀社長の長女でオスカー常務・幸子氏の夫だ。小中学校の同級生だった2人は結婚12年目で、結婚の翌年に和顕氏はオスカーに役員として入社。それ以前は「IT企業のコールセンターでバイトのまとめ役をしていたとか、タクシードライバーやバイク便の配達員をやっていたなどと聞きました」(同)という経歴の持ち主だ。

 ある大手芸能事務所幹部は、堀専務を“制作現場を知らないのに口を出してくる、融通が利かない人”と評する。昨秋には、「カネを使いこんでいる」と疑った堀専務が、古賀社長の秘書を10年に亘って務めてきた50代の男性を辞職に追い込んだ事件が起きている。その際、古賀社長は娘夫婦と言い争いになったものの、最終的に押し切られてしまったという。

 創立50周年に当たる3月26日には、古賀社長が会長に就く人事が発表される(代わって副社長の石川薫氏が社長に就任)。こうした経緯があるだけに、周囲は、古賀社長が現場から離れてしまうのではと、懸念しているというのだ。

「娘婿に誰も何も言えなくなる事態が更に進行するかもしれない。そういった状況に米倉は耐えられず、逃げたいと思っているのでしょう」(芸能関係者)

 社員の退社が続く背景には、堀専務のパワハラがあるのでは――週刊新潮の取材に応じた古賀社長は“堀くんは会社が経費に甘いところを是正してきた”と否定する。堀専務自身も「(社員たちと)衝突はありましたが……」としたうえで、先述の秘書の辞職事件について「私は関わっていません」と断言する。

「なぜ私が悪者扱いされるのか。納得がいかなければ、財務担当役員の私にキチンと説明を求めればよいと思うんです。なぜそれをしないのか。(米倉が)もしそう言っているなら、彼女にも私の話を聞いてもらいたいですね」

 3月26日発売の週刊新潮では、崩壊の道を辿る“オスカー帝国”の現状を特集している。

週刊新潮 2020年4月2日号掲載

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