テセウスの船で注目の子役「柴崎楓雅くん」 巧すぎる演技で思い浮かぶ“先輩俳優”

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天才子役への心配

 楓雅くんは、事務所の公式ページを見ても、誕生日は08年4月22日、東京出身で身長141センチ。趣味は野球、特技は長距離、将棋とある程度で、詳細なプロフィールは《準備中》しかない。プロデューサーが知らなくても当然である。

「ただ、これがドラマ初出演というわけではないようです。18年のドラマ『幸色のワンルーム』(ABCテレビ制作)がデビューのようですが、関東では放送されていませんし、それほど重要な役でもなかったようです。昨年は『名もなき復讐者 ZEGEN』(関西テレビ制作)というドラマに出演しているのですが、残念ながらこれも関東では放送されていません。関西の知人に聞いたところ、ここでも彼の演技は光っていたそうです。子供同士の喧嘩のシーンでは、殴り方は子役のそれではなく迫力に満ち、その目には狂気が宿っていたとか」(同)

 末恐ろしい……。

「今のところ、柳楽のように賞は獲得していませんが、このドラマで何らかの賞を取るかもしれません。今年は彼が出演した映画も2本公開されるようですから、そこでも受賞の可能性はありますね。ただし、まだ小学生です。あまり若い時に注目されるとその後が心配になります」(同)

 海外に目を向ければ、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキン(39)、「スタンド・バイ・ミー」のリヴァー・フェニックス(1970~1993)、「ターミネーター2」のエドワード・ファーロング(42)などなど、天才子役と注目され、身を持ち崩した例は数多ある。

「柳楽がカンヌで受賞したのは14歳の時でした。突然、大スターになったプレッシャーのせいか、睡眠薬を処方されるようになり、18歳の時に救急車で搬送されるという騒動もありました。もちろん、今は役者として立派にやっていますが、楓雅くんにはそうなってもらいたくありませんね」(同)

 柳楽からも同じ事務所の先輩として、アドバイスしてもらいたいものだ。さて、「テセウスの船」は、3月22日に最終回を迎える。

「これまで上野樹里の被害者の会での熱弁、老婆のなった麻生祐未(56)の怪演、車椅子で登場した安藤政信の不気味さ、陰のある警部補を演じたユースケ・サンタマリア(48)など、竹内を取り巻く主要人物たちが毎回のように入れ替わるのがこのドラマの特徴です。それが視聴者を飽きさせず、尻上がりに数字を上げてきた原因と思いますが、最後の最後で、11歳の子役がドラマを引っ張るとは思いもしませんでした」(同)

 すでに楓雅くん演じる“みきお”には共犯者がいることが判明した。他にも笹野高史(71)、六平直政(65)、今野浩喜(41)、そして霜降り明星のせいや(27)など、一癖も二癖もあるキャストが残っている。果たして誰が真犯人で、その目的は何なのか。そして楓雅くんは今後どうなっていくのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2020年3月15日掲載

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