宮迫博之、YouTuberデビューから1か月を検証 このままでは前途多難と言われるワケ

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テレビマンは“ユーチューバー宮迫”を絶賛

 民放キー局で番組制作に携わるスタッフは、「宮迫さんのユーチューバー転進は、大成功に終わると思います」と期待を寄せる。

「視聴すると安定した面白さで、『さすが宮迫さん』と感心しました。2月に配信された『色々あって嫁に電話することになりました。。。【おにぎり人狼】』は奥さまが声で出演し、掛け合い漫才のようなトークが特に最高でしたね。まだまだテレビ局への復帰は難しいでしょう。しかしYouTubeなら、宮迫さんのファンが自分の意思で視聴します。今の宮迫さんには、ここしかないでしょう」

 続けてスタッフは、「既にテレビ業界の凋落は始まっています。むしろ宮迫さんはラッキーかもしれません」と指摘する。

「テレビ局ではギャラの引き下げが今も続いています。減った出演料を、昔と同じように所属事務所が半分持っていきます。たとえ週10本のレギュラーを持つ売れっ子でも、今後は年収1億円を切るのではないでしょうか。これに対し、ユーチューバーのトップクラスは、年収1億円を超えます。宮迫さんがYouTubeで天下を取れば、宮迫さんに『動画に出演させてください』と頭を下げる芸人が、数年後は出て来るかもしれません」

 別の民放関係者も「あの電通でさえ赤字です。テレビ業界の将来性は厳しいものがあります」と悲観的な見方を示す。

「経費削減、ギャラ削減の嵐が吹き荒れても、やりたい番組を作れるのなら、スタッフも出演者もやる気が出ます。しかし今、テレビ業界は自主規制の雨あられです。ギャラは安い、視聴率は低い、内容も骨抜きでは、テレビに見切りをつけないほうがおかしいでしょう。YouTubeの親会社はGoogleです。倒産の心配はありません。内容も地上波より自由です」

 宮迫は動画の中で「地上波へ戻るためにユーチューバーをやっている」と発言してしまい、「YouTubeをテレビの下と馬鹿にするなら、ユーチューバーなんて辞めてしまえ」と炎上したことがある。

 宮迫はテレビ業界に未練を持っているようなのだが、意外なことにテレビマンからは「脱出できてよかったね」という声が多く聞かれた。

 ならば宮迫は、ユーチューバーとしてどれくらいのレベルなのか、冷静に数字を検証してみる。

 3月2日現在、宮迫は自身のチャンネルに34本の動画をアップしている。再生回数の合計は約2804万回。1本あたりの平均は約82万回だ。関係者が明かす。

「宮迫さんクラスになると、再生1回につき、1円の報酬が出ていると見ていいでしょう。単純計算をすると、1月29日から3月2日までの34日間で、2804万円の広告収入を得たことになります。年収ベースにすると3億円です。宮迫さんのチャレンジは大成功と言いたいところですが、逆の予測を示すデータも少なくありません」(同・関係者)

 まず再生回数の推移を折れ線グラフで見てみよう。典型的な「右肩下がり」なのは一目瞭然だ(註:期間は3月2日までとし、3月3日以降の変化は反映させていない。以下同)。

 ちなみに落下を続けたグラフが真ん中あたりで、少しだけ回復しているのがお分かりだろうか。

 この“山”“は2月11日に配信した動画が好調だったために生まれた。実は、これが宮迫の妻が音声で出演した「色々あって嫁に電話することになりました。。。【おにぎり人狼】」なのだ。今や、宮迫より妻の方が人気者なのかもしれない。

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