【新型コロナ】韓国の感染源、新興宗教「新天地」はかなりヤバい 信者がわざとウイルスを広める?

国際 韓国・北朝鮮 2020年3月2日掲載

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3000人超の信者が新たに新型肺炎の兆候

 今年4月に控えた4年に一度の総選挙もにらみつつ、新型ウイルス封じ込めに全力を注ぐ韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権。感染確定者数2931人(韓国疾病管理本部/2月29日午前9時点)は中国に次いで世界2位だが、背景には検査件数8万2762件(同)という膨大な母数がある。

 2931人のうち地域別で最も多いのが、韓国中東部・大邱(テグ)広域市の1579人、次いで同じく慶尚北道(キョンサンプクト)の409人。全国の約68%がこの2地域に集中しているのは、大量発生の震源地となった新興宗教団体「新天地」に絡んだ感染例が集中しているためだ。2931人のうち「新天地」関連の感染確定者数は、53・1%にあたる1557人に上る。

 2月25日、「新天地」はようやく政府の求めに応じて出し渋っていた信者のリストを提出。リストには国内信者約21万2000人のほか、その予備軍にあたる「教育生」約6万5000人が含まれる。韓国政府は未成年者と所在不明者を除いた88・1%の調査を行い、3381人が新型肺炎の症状を見せていると29日に発表。検査結果が出れば、感染確定者数がまた一気に倍増するのは避けられない。

信者であることが発覚した保健所職員、刑務官も感染

「新天地」信者は多くが信者であることを周囲に隠したまま、韓国社会の隅々に散らばっている。2月24日には、大邱広域市の西区保健所で感染予防を総括する立場の職員が「新天地」信者だと判明したことが報じられた。同保健所では翌25日、この職員と同僚4人の計5人が感染者と確定。大邱広域市では、信者の職員から同僚らに感染したと見ている。

 24日にはまた、慶尚北道の青松(チョンソン)郡でも同様の事例が伝えられた。同郡にある刑務所の刑務官が信者だと発覚したことから検査を受けたところ、同日になって陽性の結果が出たのだ。このため同刑務所では、受刑者と刑務官の同僚、約50人が隔離措置を受けるという異例の事態となった。

 その前週には韓国法務部(法務省に相当)が、全国の刑務所職員を対象に「新天地」信者かどうかを確認する調査を実施している。だが刑務官は、自分が信者であることを明かしていなかった。それが発覚したのは、大邱広域市で感染者が多数発生した「新天地」の礼拝参加者のリストを青松郡の保健当局が入手したところ、刑務官の名前があったからだ。

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