「サウナ」にハマる女性が急増中 岩盤浴にはない魅力を「サウナ女子さん」が解説する

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鬼門は水風呂と施設の独自ルール

 しかし、女性がサウナルーティーンを行ううえで、壁もあるという。

「私もそうでしたが、はじめてサウナに来た女性の中には、水風呂に戸惑う人も少なくありません。遊泳プールの平均水温が26度~31度といわれていますから、平均17度前後の冷水に全身を浸すなんて、恐怖心を覚えるのも無理はありませんよね。そういう時は徐々に冷水に体をならしていき、やがて肩までつかるようにしてみるといいですよ。水風呂という最大の難関をクリアできれば、サウナの虜になるのに時間はかかりません」

 さらに、女性ならではのこんなトラブルにも気を付けたほうがよさそうだ。

「銭湯のように、毎日でも通える低価格の施設には常連客が多く、かなりの確率で独自のルールが存在します。ハウスルールを知らずに行き、常連から怒られてしまうと、イヤな思い出になってしまうことも……。そのためサウナに初めていく女性には、なるべく料金が高くて常連がいないような施設、2千円前後の店に行くことをおすすめしています」

 実際、サウナ女子さんも「そこは●●さんが座る場所よ」「水風呂には桶を入れないで!」など、常連の女性が新参者にハウスルールを説いている場面に、何度も遭遇したことがあるという。もちろん、全員が気持ちよく利用するために“マナー”は守って然るべきだが、その施設の常連の間でしか通用しない“独自ルール”の強要は、控えてもらいたいものだ。

 ほかにも、入場料の高い施設は、エステやマッサージ、アメニティや食事が充実していることも特長だ。なかにはタオルやクレンジング、スキンケアアイテムの貸し出しをしているところも多く、手ぶらで気ままに立ち寄れる施設も多い。今後サウナは、“女子会”のスペースとしても、多くの女性から注目を集めるかもしれない。

取材・文/清談社 ますだポム子

2020年2月16日掲載

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