1文字違いの名前が勘違いを生み…「夜這い」受け入れ女性の性被害、判決は?
世間ではしばしば、事実は小説より奇なりといった出来事が起こる。しかしこの一件は、想像が及ぶ範囲を遥かに超えていた。サプライズの夜這いかと思ったら、まったくの別人で――。
***
速報「パンに虫が」「変な味がする」 山崎製パン元社員が重大証言、クレーム対応の“マル秘テクニック”は「客を装っての“ダマでの買い取り”」
速報ウエルシア社長の電撃辞任、原因は中国人女性との不倫だった 女性は取引先の関係者
事件が起きたのは2018年の9月10日、午前2時ごろ。大阪は寝屋川市内にあるマンション1階のベランダ窓は無施錠だった。侵入した男性(38)に住人女性(20)が声をかける。
「カズキやんな? カギ返しに来てくれたん?」
部屋は暗く、顔の判別はつかない。男性は女性の口を塞ぎ、「声、出さんといて」と告げた。「うん、サプライズなん?」と応じる女性。このとき男性は『カズアキ』と自分の名を呼ばれたと思った。無言でキス。そのまま性交。男性が精を放つと、女性は声を上げた。「あんた誰?」。
カズアキはこう答えた。
「分からへん。たどり着いたのがここやった」
それから二人は雑談をし、もう一度セックスしている。LINEを交換して、午前5時ごろ、カズアキは女性宅を出た。女性は友人に相談し、2日後に警察に通報。LINEアカウントから特定されたカズアキは、通報から5日後、住居侵入と強制性交の疑いで逮捕された。
[1/2ページ]