1文字違いの名前が勘違いを生み…「夜這い」受け入れ女性の性被害、判決は?

国内 社会 週刊新潮 2020年2月13日号掲載

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 世間ではしばしば、事実は小説より奇なりといった出来事が起こる。しかしこの一件は、想像が及ぶ範囲を遥かに超えていた。サプライズの夜這いかと思ったら、まったくの別人で――。

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 事件が起きたのは2018年の9月10日、午前2時ごろ。大阪は寝屋川市内にあるマンション1階のベランダ窓は無施錠だった。侵入した男性(38)に住人女性(20)が声をかける。

「カズキやんな? カギ返しに来てくれたん?」

 部屋は暗く、顔の判別はつかない。男性は女性の口を塞ぎ、「声、出さんといて」と告げた。「うん、サプライズなん?」と応じる女性。このとき男性は『カズアキ』と自分の名を呼ばれたと思った。無言でキス。そのまま性交。男性が精を放つと、女性は声を上げた。「あんた誰?」。

 カズアキはこう答えた。

「分からへん。たどり着いたのがここやった」

 それから二人は雑談をし、もう一度セックスしている。LINEを交換して、午前5時ごろ、カズアキは女性宅を出た。女性は友人に相談し、2日後に警察に通報。LINEアカウントから特定されたカズアキは、通報から5日後、住居侵入と強制性交の疑いで逮捕された。

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