「田村亮」「宮迫博之」復帰の全内幕 あまりに対照的だった“相方サポート”

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しゃべりは健在

 ヒカルにイジり倒される宮迫を“寂しい姿”と報じたところもあったが……。

「それでも謝罪動画と違って、久しぶりに宮迫のしゃべりが見られました。雨上がりはコントが基本ですが、漫才もやりますからね。やっぱり芸人だな、と思いました」(同)

宮迫:初めて、ユーチューバーのおうちに来たけどエグいな。広い……。

ヒカル:宮迫さん家のほうがデカいっすよね、絶対。

宮迫:いやいやいやいや、いろいろあって引っ越したんやけど、小っちゃなってん。

ヒカル:あ、なるほど。

宮迫:前まで広かってんで。あの半年間、無職でお金入ってけえへんから、引っ越してん。

ヒカル:規模縮小。

宮迫:縮小……怖なってん、家賃が! だってさあ、50の男が半年間、収入ないって、怖なるで。

ヒカル:ホントに(手で下降する様子を表しながら)“ドーン”ですよね。

宮迫:“ドーン”どころか、もろ“ギューーーン!”。(一気に落ちる様を表しながら) “ギュ、ギューーーン! バチン!”やで。

ヒカル:すごいことなりましたね、本当に。

宮迫:人生の地べたって知らんやろ。ちゃーんと、手ぇついたから、両手で。ウワっ、冷た!思うて……。

「正直言って、亮にこのしゃべりはできません。それでも、彼の好感度をアップさせたのは、ひとえに淳のおかげです。彼はテレビ局のスタッフに力を貸してもらいながら、根気よく相方復帰のシナリオを練り、タイミングを探っていた。亮の謹慎後も、レギュラーのラジオでは、必ず彼の近況を語り、忘れられないようにしていた。それも、相方だからと優しい言葉をかけるのではなく、あえて厳しい言葉を吐くことも多かった。亮が吉本興業と専属エージェント契約を結ぶことを見越して、昨年11月にコンビ名の株式会社を立ち上げ、自ら社長に就任。宮迫よりも早い、昨年12月1日にYouTubeに“ロンブーチャンネル”を開設して、相方が戻ってくるのを待っていた。復帰ライブ直前の27日には、ロンブー二代目1号に淳が襲名するなど、話題まで提供して、会見に注目を集めさせることまでやっていました。淳には、たくさんのブレーンが存在しますからね。準備に準備を重ねた結果、高評価に繋がったと見ています」(同)

テレビで復帰の計画も

 宮迫の相方、蛍原にはブレーンはいなかったのか。

「雨上がり決死隊というコンビの中心は宮迫でしたからね。もちろん、蛍原も相方の復帰を望んでいることは間違いない。とはいえ、『このままコンビが解散しても仕方がない』といった思いを耳にした番組スタッフもいるほど……」(同)

 宮迫は現在、明石家さんま(64)の個人事務所が預かっている状態だ。彼らに復帰策はないのだろうか。

「さんまさんは、宮迫のために熱心に動いていました。昨年11月には業界関係者を招いて“宮迫を囲む会”を開いたり、今月10日から公演しているさんまさんの舞台で復帰させるという構想もあったし、救済番組を制作するという動きもあったんです」(同)

 それが1月7日に放送された「芸人報道」(日本テレビ)だったという。年に一度の特番だが、昨年は雨上がり決死隊のコンビでMCを務めていた。

「この番組は、さんまさんの息がかかった『行列のできる法律相談所』の主要スタッフが制作しています。彼らはさんまさんに頼まれ、宮迫を復帰させるべく、上層部に掛け合ったと言います。しかし、上からのGOサインは出なかった」(同)

 昨年の同番組には、宮迫はもちろん、闇営業を仲介したという入江慎也(42)まで出演していたのだから、ちょっと難しいだろう。

「結局、舞台も消え、番組も無理となった。宮迫としては、YouTubeでの活動を決意する決め手になったのだと思います。ただ、残念ながら、彼にはそうした活動に詳しい者はいない。ロンブーの復帰会見の前日に、謝罪動画を配信したのは、うまくいけば注目を集められると踏んだからでしょう」(同)

 それでも、宮迫のYouTubeチャンネル“宮迫ですッ!”の登録者は約46万人、“ロンブーチャンネル”は約29万人(ともに2月4日現在)、視聴回数でも、宮迫が遙かに上回っている。このまま、消えてしまうのは残念な気も……。

週刊新潮WEB取材班

2020年2月6日掲載

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