川口春奈「麒麟がくる」初出演シーンに五島列島の祖母「気づかんかった」

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「気づかんかった」

 これにやきもきするのは、幼い頃から彼女をよく知る親族たち。視聴者以上に固唾をのんで、テレビに釘付けなんだとか。

「急に代役が決まったもんやから心配でしたよ」

 と話してくれたのは、春奈の故郷・長崎県の五島列島に住む祖母である。

「あの子も20歳を過ぎたけど、これまで現代モノにしか出なかったから。指名されたら頑張っていかんとね。やめるわけにもいかんし。ええ、第1話も第2話も観ていますが、あの子は、ちょこちょこっとしか出んかったね。もっと見たい、見足りなかった。(初回の)馬に乗っているところは気づかんかったし……」

 幸い第2話では孫娘を見逃すことなく、マムシの道三をジッと帰蝶が見つめる緊張感溢れるシーンは、視聴することができたそう。

「あんな表情は見たことなかった。(時代劇が)初めてにしてはいい演技じゃなかったかね。あんまり身内が褒めることはしたくないけど……。あの子は女の子ばかりの末っ子で、一番上の子と10歳くらい離れていますからね。東京に行って随分と頑張り屋さんになったなと」

 祖母と一緒に大河を観た春奈の叔父にも聞けば、

「放映後、親戚同士で連絡を取り合い、『今週はあんまり出なかったけど、次はどうかな』って、日曜20時を皆で楽しみにしています。ここは田舎ですから、姪っ子(春奈)は、子供の頃から畑で走り回ってとにかく活発だった。乗馬のシーンはイメージ通りでしたよ」

 故郷の期待を一身に背負う彼女は、乱世の視聴率合戦で勝鬨(かちどき)を上げられるか。

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

ワイド特集「麒麟便り」より

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