原発事故10年目の「福島県飯舘村」:篤農家が苦闘する「土の復興」はいま

国内 政治 Foresight 2020年1月30日掲載

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 1月初め、常磐自動車道を南相馬インターで降り、阿武隈山地に分け入る峠道を越えて福島県飯舘村を訪ねた。

 2011年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故での被災から、間もなく10年目を迎える山村は、人けのない冬枯れの風景に眠っていた。 

 原発事故まで約6200人が住んだ村は、拡散した放射性物質による汚染のため政府から全住民の計画的避難を指示され、環境省の大規模な除染作業を経て、2017年3月末に避難指示が解除された(帰還困難区域の長泥地区を除く)。
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