ゴーンの「人質司法」批判は詭弁だ! 専門家が「被告人にGPS装着」の提言

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 逃亡の理由に関して、ゴーン自身は米国の代理人を通じ、〈日本の不正な司法制度の人質にはならない〉との声明を出している。

 この「人質」の意味について、甲南大学法科大学院教授(刑法)の園田寿氏が解説するには、

「日本の司法は伝統的に自白に高い証拠能力を認めるため、検察当局は被疑者・被告人が否認を続けている場合、自白を促すため保釈せずに勾留を長引かせる傾向がある。その点をさして“人質司法”と非難しているのです」

 だが、元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士はゴーンの言い分に冷ややかだ。...

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