IR疑獄、特捜部が狙う隠し玉は「業界1位のパチンコチェーン」 秋元議員と深い関係

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破れかぶれ解散

 果たして今後、特捜部はどのように切り込んでいくのか。国会が始まる今月20日頃にはある程度見えているだろうか。

「すでに現時点で、今回の事件が安倍政権に与えた打撃はかなり大きい。何しろ、IR法案の強行採決に踏み切った自民と維新の議員が業者からカネをもらっていた、と実名で報じられたわけですからね。本当にこのままカジノを推し進められるのか」

 と、政治部デスク。

「現在、支持率が40%を切っているのは朝日の世論調査だけですが、今後、他紙の調査でも40%を切った上に、国会で批判に晒され続けたら、“もうダメだ、もたない”となって破れかぶれ解散もあるかもしれません」

 もっとも、与党を攻める野党を巡っても、

「検察はバランスを取るため、野党議員も狙っているといいます」(同)

 事態は混沌とし、「カジノ疑獄」の推移だけではなく、国会での攻防からも目が離せないのだ。

週刊新潮 2020年1月16日号掲載

特集「『100万』『300万』では幕引きできない! 『カジノ疑獄』特捜部の『本丸』と『隠し玉』」より

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