「政治家は歴史法廷の被告である」中曽根康弘の言葉を安倍首相はどう受け止めるのか

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 2019年も間もなく終わろうとしている。平成から令和に変わった節目の年とはいえ、それは昭和から連綿と続く「戦後日本」の延長線上にあることに違いはない。戦後の日本がいかに変わったか、それとも変わらなかったのか。

 その生き証人たる人物が今年もまた一人亡くなった。11月29日に101歳の天寿を全うした中曽根康弘元首相だ。中曽根はその自伝『自省録―歴史法廷の被告として―』(新潮社刊)の中にこのような言葉を残している。

「政治家は歴史法廷の被告である」

 もはや名言として独り歩きするほどの言葉だが、それは自身に向けての自戒であるともに、後輩政治家たちへの箴言と捉えるべきだろう。...

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