“干され”のんが令和初の天覧女優に 追い風続くも地上波への出演は…?

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事務所へ忖度

 15年、芸能事務所レプロエンタテインメントからの独立騒動により、芸能界で“日陰者”となった彼女。翌年に「のん」と改名してからも、苦難の日々が続く。

 芸能記者が解説する。

「クライアントの意向が強く反映されるCMでは引っ張りだこの彼女も、地上波番組ではテレビ局側の忖度もあり、出演することすらままならなかったのです」

 風向きが変わったのは今年の夏。公正取引委員会は、ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの3人が出演できないよう、テレビ局に圧力をかけるのは独占禁止法違反につながると、事務所に注意を促した。さらに、8月には『この世界の片隅に』がNHKで放映され、地上波で久しぶりにのんの声が流れたのだ。今回の試写会はさらなる追い風となりそうだが、

「地上波出演の可能性があるとすれば、NHK。公取委によるジャニーズの一件を真っ先に報じましたし、何より『あまちゃん』を作った放送局。幹部にもファンが多いですよ」(同)

 一方でキー局関係者はこんな見立てを披露する。

「彼女自身が“地上波にこだわっていない”と周囲に語っているそうです。山田孝之さんの『全裸監督』がNetflixでヒットしたように、地上波に魅力を感じない若い俳優が増えてきているのではないでしょうか」

 テレビに出ることが、“復活”と言えないのも、また令和という新時代か。

週刊新潮 2019年12月26日号掲載

ワイド特集「この世界の片隅に」より

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