高倉健の養女は元女優でバツ3 「若い頃からきれいでチヤホヤされて…」義母が明かす素顔

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実父の見舞いに来ず

 養女の父親は昨年12月に他界。股の付け根を骨折して入院、退院後すぐに逆側を骨折して再入院。その手術の際に菌に感染、肺炎を患ったのが命取りとなった。

「2年間の入院中、貴さんは一度もお見舞いに来なかったです。お葬式にはちょこっと顔を出しただけ。その後、こちらにお線香をあげに来たことすらありません。あの2人が『父と娘』っぽくしているところを、見たことがないんです。不思議よね。彼女は若い頃からきれいでチヤホヤされて、学校でも有名で芸能界に入って、そうなってしまったのか……」

 健さんを養父とするのは、実の父親を捨てるということだったのかもしれない。選択が放棄を伴うのは世の習いである。最後に美津代さんは今回の一件に触れて、

「本が出たのは知っていますけど、買う気も読む気もありません。2、3日前、親戚から“テレビに出てるよ”って電話があって、見てみたんですけど、着物もちゃんと着られていない。襟の合わせ方はズレていて、帯の締め方もグズッとしていて、だらしない着方でした。詳しい事情は何も知りませんが、健さんにとって貴さんは家政婦だったということでしょう。健さんは、江利チエミさんが亡くなった時、“彼女以外を愛さない”という風に言っていたんでしょう。私は健さんを信じています」

 もう一人、健さんを信じている、実妹の森敏子さん(84)の話。

「兄が亡くなったことを知った時、私は泣きながら空を見て、“お兄さん、楽になったねぇ”と声をかけました。一歩外へ出れば世間の目が常にあり、重圧も相当な中で、あの地位に居続けた。その努力たるや大変なもので、何があっても兄を許せると思って私は生きてきました。今回の一件で、テレビを見た友達や兄のファンの皆さんが心配され、お電話を頂いています。皆さん、“死人に口なしやね”などと仰っていて、私もそんな風に思ったりしないわけでもないですけれど、全然問題にしていないんですよ」

 名前に「月」を加え、17年の雌伏の時を照らし出すことにした養女。照らし、照らされる太陽と月に、健さんとの関係を擬したかったのだろうか。

週刊新潮 2019年11月14日号掲載

特集「遺産総取りの『養女』は手記出版! 『高倉健』実妹が悲しみ嘆く『非情の相続人』の肉親排除」より

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