滝川クリステル「極めて堅実な投資スタイル」で約3億円分の有価証券運用

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「妻として優等生」

 ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏が言う。

「半分以上を国債に投資しており、極めて堅実な投資スタイルです。国が潰れない限り利息や残金の支払いが保証され、銀行だと大口定期預金でも金利が最低0・01%なのに対し、個人向け国債なら0・05%と5倍も違う。公社債は企業や自治体の債券で、金利は0・1%の物もあって国債より高い。その他の有価証券は外国債券が考えられますが、ならば日本円のみに頼らずリスクヘッジが出来ている。政治家の妻として優等生だと思います」

 それだけではない。クリステル夫人は父親が代表を務める法人の役員にもなっている。不動産登記簿謄本を見れば、会社事務所がある東京・成城の高級マンションを購入した際、彼女は所有者の一人に名を連ねているのだ。広さは100平米超、同じ間取りの部屋が中古でも8700万円で販売されている。現在の所有者は事務所名義に変更されているから、資産公開の対象から除外されているのだ。

 加えて、フリーキャスターとなって以降は月600万円を稼ぐ時もあったと報じられているが、妊娠が発覚する前まではキリンビールなど3本のCMに出演。莫大な出演料を得ている。

「閣僚の資産公開では、銀行などの普通口座に蓄えている預金額は非公開なので、本当の総資産額は分からないようになっているのです」

 と指摘するのは、政治とお金の問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授だ。

「おまけに虚偽の申告をしても罰則がないため、十分な監視機能を果たしているとはいえません。そもそも、資産公開の目的は閣僚として就任した前と後で、総資産にどう変化が起こったかを国民が知ることにある。立場を利用して資産が増えていないか。ある会社の株を保有していたら、大臣として有利となる政策を立案していなかったかを検証する材料になります。家族の分まで公開範囲を広げているのは、不正な資産形成が、親族名義で行われることを防ぐためです」

 一方で、上脇氏は冒頭の「小泉発言」に苦言を呈す。

「妻に対して申し訳ないと謝るなんて、国民のことがまったく頭にない証です。自分の資産報告がゼロであること自体おかしいわけですから。本来は“私は普通預金まで含めて公開します。政府も公開の範囲を広げるべし”と言うべきですよ」

 ここでもシンジロー氏の変節みたり、なのである。

週刊新潮 2019年11月7日号掲載

ワイド特集「マネーの達人」より

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