ゴルフ・日本オープン史上初快挙目前で大逆転負けした「限界選手」
もしガラスの靴が割れていたらシンデレラにハッピーエンドはない。現実世界にはそんな“不幸なシンデレラ”が数多いるのだろう。
ゴルフ記者でも聞かない名前だという塩見好輝(こうき)(29)は、プロ7年目。昨季の下部ツアー獲得賞金は243万円。シード権も夢また夢の“限界選手”である。
そんな塩見が、ゴルファーの晴れ舞台「日本オープン」で、予選会から這い上がって本戦出場を果たした。
まるでシンデレラボーイの舞踏会。しかも、塩見は3ラウンドを終え2位に4打差の単独首位に立ったのだ。...