リーチマイケルは1億円? ラグビー日本代表はいくら稼いでいるのか

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日本代表に「出向」

 年俸で言えば、15年W杯のヒーロー・五郎丸歩がフランスの強豪に所属した際に、当時の世界最高額で2億円弱と報じられた。

「しなやかさを存分に見せつけた松島やタックルされても立ち上がってアタックを続ける姫野は、欧州から声がかかるチャンスは大いにあると思います。姫野は子供好きで親しみやすい性格。松島はシャイだけど言葉には不自由しないし、そのセンスは目の肥えたファンにも受ける。五郎丸ほどではないにしろ、年俸はアップし、1億に手が届く可能性はあります」(同)

 その松島が所属する「サントリーサンゴリアス」チームプロモーション担当の植田悠太氏によると、代表スタメンで社員はセンター中村亮土のみ。スクラムハーフ流大(ながれゆたか)と松島はプロ契約という。

「流は元々社員だったのですが、今年の4月にプロ契約に変わりました。“W杯に100%注ぎたい”という思いがあってのことでしょう。社員選手の場合、毎月ラグビー手当がありますが、トータルの給料は残業をして残業代を貰う通常の社員より多いということはありません。社員の選手は、日本代表に『出向』という形になるので、特別な手当も残業代もつきません。今回も、日本代表になったり試合に勝ったことで何か出るということもありません」

週刊新潮 2019年10月31日号掲載

特集「死闘『ラグビー日本代表』の代償と報酬」より

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