阿部寛「まだ結婚できない男」に何かが足りない 夏川結衣の不在が影響か

芸能 2019年10月29日掲載

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 阿部寛(55)主演「結婚できない男」の13年ぶりとなるシリーズ第2弾「まだ結婚できない男」(関西テレビ制作/フジテレビ)が放送中だ。偏屈で独善的な皮肉屋だが、どこか憎めない独身の建築家を演じる阿部ちゃんの面白さは相変わらず……だが、何かが足りない、と思わせるのはなぜなのか。

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「まだ結婚できない男」の初回視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区・以下同)は11.5%、第2話7.7%、第3話10.0%だ。2話が放送された10月15日は、男子バレーボールW杯「日本×カナダ」放送のため、1時間以上繰り下げられ、おまけに裏番組にサッカーW杯の2次予選「タジキスタン×日本」(テレビ朝日)が放送されたという不運もあった。3話は2桁に持ち直している。前クールの「TWO WEEKS」(主演・三浦春馬)が平均6.5%だったことを思うと、さすがと言っていいだろう。他局プロデューサーはこう分析する。

「脚本は前シリーズ同様、尾崎将也さんで、『夏子の酒』(94年:フジテレビ、主演・和久井映見)や『特命係長 只野仁』(03年~:テレビ朝日、主演・高橋克典)、朝ドラ『梅ちゃん先生』(12年:NHK総合、主演・堀北真希)などで知られるベテラン。阿部ちゃんも50代になって、さすがに13年前と比べると老けましたが、相変わらずの二枚目でスタイルもいい。なによりとぼけた演技が光っています。とはいえ、前シリーズの平均視聴率は16.9%、最高視聴率は最終回の22.0%には、さすがに及ばないでしょうね」

 当時はフジテレビも視聴率三冠王(04年~10年)だったし、視聴習慣も今とは違う。20%を超えるドラマは中々出てこない時代となったのだから仕方がない面もある。だが、なんだか物足りなさを感じえない。

「今回は、基本的に前シリーズと同じキャスティングですが、変わったのはヒロインたち。前シリーズで阿部ちゃん演じる桑野に、好意を寄せる女性は3人いました。この3人がいずれも今回は出演していません。まず桑野の隣に住んでいた国仲涼子(40)は、深川麻衣(28)に。国仲は01年の朝ドラ『ちゅらさん』(NHK総合)で、ヒロインを演じて大人気となり、ドラマは朝ドラには珍しく第4シリーズまで作られました。その後の活動も順調で、『結婚できない男』でも、最初は毛嫌いしていた桑野に段々惹かれていく魅力的なヒロインでした。それに比べると、今回の深川は、正直言って力不足と言わざるを得ません。彼女は乃木坂46を卒業して、女優に転向し、朝ドラ『まんぷく』ではヒロイン(安藤サクラ)の姪を演じましたが、そのくらいのポジションがいいのでしょうね。今作では、元アイドルの女優の卵という、自身と同じ役どころを演じているのですが、国仲と比べるのは気の毒でしょう」

 国仲は、14年に向井理と結婚した。二児の母ともなり、さすがに今回、桑野に好意をいだく若い女性を演じるのは難しいか。

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