「鈴木亜美第2子妊娠」が第1弾、日テレの「寒い」ドラマとニュース連携企画

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 6年連続の年間視聴率3冠王を狙う日本テレビ。が、10月クールの成績次第ではメダルの色が変わると見るのは、さる制作会社幹部だ。

「現在、日テレとテレ朝が僅差で戦っている状況です。開局60周年のテレ朝は本気で初の3冠を狙いに来ている。『ポツンと一軒家』など調子が良いバラエティに加えて、看板ドラマの『相棒』『ドクターX』で日テレを引き離し悲願達成する道筋を見据えています」

 王者日テレはというと、大事なこの時期に空回り中だ。代表格は生田斗真が主演を務めるドラマ「俺の話は長い」。脇を原田美枝子や小池栄子など実力派女優が固める配役はとくに問題なさそうだが、

「SNSなどで話題になる事を意識しすぎた風変わりな演出が、“寒い”と業界で囁かれているんです」

 とは、芸能事務所関係者。この事務所には、ある日、〈御社所属タレントの情報を日本テレビのドラマ内でオシャレに配信しませんか?〉と綴った不思議な文書が届いたという。

「ドラマ内で、解禁前のリアルな情報を含んだニュースを流すシーンを作り、放送終了後に『さっきの情報は本当のニュースです』と改めてメディアに周知するという仕掛けです。しかし、リアルタイムの視聴を促す企画に自社のタレントを利用されるだけで、事務所側の旨みはないですよ」(同)

 と、薄笑い。第1話では鈴木亜美が第2子を妊娠した報せがラジオから流れるという演出がなされ、それをスポーツ紙などが後追いした。台風19号の影響もあったが初回の視聴率は8・4%と、渋い結果に。さるドラマウォッチャーは、

「今作の王道ホームドラマの空気感と、話題作りの必死さがミスマッチすぎて、逆に視聴者は誰も気にしていないです。今後の別作品でキャスティングの融通が利くことを望む事務所くらいしか協力しないのでは」

 真っ向勝負のテレ朝に分があるようだ。

週刊新潮 2019年10月24日号掲載

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