台風19号・救助ヘリから40メートル落下の77歳女性遺族への補償の行方
助かる筈の命だった。緊急出動した救難ヘリが、台風19号の被災者である77歳女性を収容目前、地上40メートルから誤って落下させてしまったのだ。東京消防庁の発足以来、前例のない事故と聞けば、遺族への補償はどうなるのか。
台風一過の今月13日、福島県いわき市は紺碧の空に覆われた。雲ひとつなく視界は良好。地上からも真っ赤な塗装の救難ヘリがよく見えたという。それだけに悲劇を目の当たりにした人たち、特に残された遺族の衝撃は察するに余りある。
社会部記者が解説する。...