「週刊実話酒場」に潜入! 出版社の居酒屋出店はトレンドになる?

ビジネス 週刊新潮 2019年10月17日号掲載

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 中国人観光客の増加で、活気を取り戻している東京・上野。この街で飲食店が軒を連ねる仲町通りの一角に「週刊実話酒場」ののぼり旗がはためいていた。この店を手掛けたのは、実話誌の雄である「週刊実話」編集部だ。

 店へ足を運んでみると、2千円分の飲食チケットが付いて料金は前売り8千円(当日は8500円)。チト高い気もしたが、110平方メートルの店内では読者と思しき40~50代の男性客30人弱がすでに杯を傾けていた。

 オープン初日の10月4日の目玉は、週刊実話などの表紙を飾ったグラビアアイドルの犬童美乃梨さん(25)による“一日店長”。サイズは上から88、59、84の彼女が各テーブルを回るだけでなく、途中で水着に着替えるサービスも。40代の来店客に聞くと、

「彼女と間近で飲めるのは嬉しいです。ツーショットのチェキを撮れる機会は滅多にありませんからね」

 チェキは別料金だったので、念のため。また、彼女の写真集や週刊実話のロゴ入りビールジョッキが当たるビンゴ大会もあり、彼女のファンならずとも楽しめて決して高くはなかったかも。週刊実話の編集者によれば、

「読者の飲食店関係者から、“一緒に店をやりませんか”と、話を持ち込まれたのがきっかけで、読者サービスの一環ですね。うちはプロデュースで、運営は飲食店さんにお任せしています。とりあえずは、10月4日から3日間の限定イベント。今後の本格営業は、読者のみなさんの反応次第でしょうか」

 出版業界では週刊実話だけでなく、「週刊プレイボーイ」(集英社)が、2017年から2年間限定で東京・新宿区歌舞伎町に「週プレ酒場」をオープンしている。集英社の社員の説明では、

「週プレ酒場は週刊プレイボーイ創刊50周年を記念して編集部がプロデュースし、『串カツ田中』などを手掛けるファイブグループに運営を委託しました。5月に閉店し、同じ場所に漫画『北斗の拳』などとコラボした料理を出す『おとなのジャンプ酒場』を出店しています」

 週刊実話に続き、ライバル誌の「週刊アサヒ芸能」や「週刊大衆」も居酒屋出店を検討しているという。