サニブラウン「世界陸上準決勝敗退」でも東京五輪決勝進出に現実味
「全然、音が聞こえなかった。“鳴ったかな”と考えてしまうぐらい」
ドーハで行われた世界陸上の男子100メートル準決勝で5着に沈んだサニブラウン・ハキーム(20)の敗戦の弁だ。“音”とはもちろんピストル音のことである。
このレース、サニブラウンは大外の9レーンを走った。音が聞こえなかったのは、ピストルを撃つ人から一番遠かったからだろうか。
「いやいや、今はピストルなんて使ってませんよ」
とスポーツ紙陸上担当記者が首を振る。...