木村拓哉に“46歳ソロ歌手デビュー”の試練 脱アイドルの試金石に

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SMAPの曲も

 SMAP解散から早3年が経とうとするなかでのソロデビューについて、

「商業的な面から見ても大いにアリですよ」

 と語るのは芸能リポーターの城下尊之氏である。

「SMAPは基本的にキムタクがメインボーカルで、音楽番組でも楽曲の説明は彼がしていました。オリジナル曲もいいですが、SMAPの曲をソロで歌うだけでもCDは出せるし、コンサートも開ける。そもそも、SMAPファンの4割近くは“キムタクファン”。ミリオンセラーは難しくてもヒットチャートでの初登場1位は十分に狙えます」

 SMAPのファンクラブ会員は100万人に上ったというから、そのうちの4割がCDを買っても40万枚に達する計算だ。

 とはいえ、46歳でのソロデビューは「試練」と隣り合わせでもあるようだ。

 先の芸能記者が続ける。

「いくら知名度が絶大でも、キムタクには中居正広のようにバラエティ番組のMCはできません。年齢的にもラブストーリーやヒーローもののドラマに主演するのは限界がある。“アイドル”からひと皮剥けるためには殺人犯からダメ男まで演じ分ける、幅の広い役者を目指すべきでしょう。その意味で、今回のソロデビューは試金石。歳相応のカッコよさを打ち出せるかがカギになります」

 アイドルから脱皮することで、往年のファンに「ちょ、待てよ!」と言われなければいいけれど。

週刊新潮 2019年10月3日号掲載

ワイド特集「風立ちぬ」より

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