「華人」として「医師」として「大移民時代」を考える

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【筆者:大橋浩一・都立墨東病院循環器科内科医】(略歴は本文末尾に)

「您好 今天怎么样?」(こんにちは お元気ですか?)

 この言葉で診察を始めることが最近増えている。

 東京スカイツリーで観光中に急性心筋梗塞を発症し搬送された40代女性の中国人観光客、中国から日本に住む家族を訪ねて来日した虚血性心筋症による慢性心不全を既往に持つ70代男性の急性増悪、日本のレストランで勤務中に発症した急性大動脈解離により搬送された30代男性の中国人労働者――。

 これらは私の外来に通院する心疾患を有する中国人患者のごく一部だ。...

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