小泉環境相はポエムとセクシーで早くもピンチ 妻・滝クリも視聴率急降下の逆風

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頓珍漢な“ポエム回答”

 そのひとつに、東京電力福島第1原発の汚染水問題がある。端緒は、前環境相である原田義昭・衆議院議員(74)が汚染水について、「海洋放出のほかに選択肢はない」と発言したことだった。

 小泉環境相は9月11日、首相官邸で開かれた大臣就任の記者会見で、この発言に言及。「福島の漁業の再生などに努力されてきた方々のご苦労」を指摘し、発言で苦労が大きくなるとしたら「大変申し訳ないことだと思う」と謝罪した。

 一方、汚染水の問題は経済産業省の有識者会議が担当していることを踏まえ、環境省は「所管外」と説明。「福島のさまざまな方がこれ以上傷つくことのない議論をしていただきたいと願っている」と経産省に要望したが、この所轄外という“縦割り行政”を象徴とする言葉が不評を呼ぶ。

 小泉環境相に噛みついて存在感を示したのが、日本維新の会代表を務める松井一郎・大阪市長(55)だった。17日に記者団の質問に応じ、次のように苦言を呈したのだ。

「将来、総理を期待されている人が『所管外だ』とか、そういうことで難しい問題から批判をそらすようなのは非常に残念だ。真正面から受け止めてもらいたい」

 小泉環境相は同じ日に「(松井市長に)会う機会があれば、考えを聞いてみたい」と真摯に受け止める姿勢を示した。もっとも、これに前大阪市長の橋下徹氏(50)が参戦。翌18日に小泉環境相の「考えを聞いてみたい」という発言を報じた記事を自身のツイッターに貼りつけ、以下のように“叱咤”したのだ。

《小泉さんは所管外と逃げてはいけない。福島復興は所管外なのに復興を後押しするのも環境省の仕事だと言っていたはず。放射性物質の一般論を述べて国民の理解を促すのは環境省の重要な仕事》

 父親の小泉純一郎元首相(77)は、「歯に衣着せぬ発言が面白かった」とよく言われる。その息子が慎重な言い回しを選択すると、世論はかえって敏感に反応してしまうようだ。

 これに追い打ちをかけたのが、“ポエム問題”だ。テレビ朝日がYouTubeに開設した「ANNnewsCH」は19日、「『具体策は?』に進次郎氏の回答は 除染廃棄物問題」のニュース動画をアップした。そのテキスト部分を引用させていただく。

《小泉大臣は17日に福島県の大熊、双葉など4つの町の町長と会談し、2045年度までに除染廃棄物などを一時保管する「中間貯蔵施設」から県外に運び出す方針を改めて強調しました。
記者:「その最終処分場の検討が進んでいない現状・見通しについて、小泉大臣の見解を頂きたいと思います」
小泉進次郎環境大臣:「さっき、ご質問が同じような趣旨でありましたけど、私はこれは福島県民の皆さんとの約束だと思っています。その約束は守るためにあるものです。全力を尽くします」
記者:「何か具体的に今しようと思っていらっしゃることは」
小泉進次郎環境大臣:「私のなかで30年後ということを考えた時に30年後の自分は何歳かなと、あの発災直後から考えていました。だからこそ、私は健康でいられれば、その30年後の約束を守れるかどうかの節目を見届けることができる可能性がある政治家だと思います。だからこそ、果たせる責任もあると思うので……」》

 正直言って、全く意味不明の回答に、世間は“ポエム”と揶揄した。ここで使われている“ポエム”は「詩」という原義ではなく、ネット上で使われる「気恥ずかしい発言」といった意味のジャーゴン(隠語)だ。

 スポーツ報知(電子版)が22日に報じた「関口宏、小泉環境相の『30年後の自分は何歳か』発言に『いやいや、そういうことを聞いているんじゃない』」の記事を目にした方も多かったのではないだろうか。

 ニュース番組「サンデーモーニング」(TBS系列・日曜・8:00)でMCを務める関口宏(76)が、小泉環境相のポエム問題を取り上げ、「いやいやそういうことを聞いているんじゃないですよ。どうなさるおつもりですか?って答えていただきたかった」とコメントした。これにも注目が集まったのだ。

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