南米コロンビア「和平合意」3年目の危機

国際

  • ブックマーク

 半世紀以上にわたって内戦が続いていた南米コロンビアで、反政府左翼ゲリラ「FARC」(コロンビア革命軍)と政府の歴史的な和平合意が結ばれたのは2016年9月のこと。当時のファン・マヌエル・サントス大統領はノーベル平和賞を受賞し、日本でも「コロンビア内戦終結へ」と大々的に報じられた。

 あれから3年、和平合意はここへきて新たな局面を迎えている。

 FARCは武装解除を経て「人民革命代替勢力」(略称は同じFARC)という合法政党に移行し、ロドリゴ・ロンドニョ元最高司令官を筆頭に大半の元戦闘員が社会復帰を果たした。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。