滝川クリステル、祖父は武田薬品に勤務…知られざるファミリーヒストリーを初公開

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政治家一家の「茨の道」

 おばは滝川家の気風についてこう付け加えた。

「世間の方から見てクリステルに自由なイメージがあるとすれば、フランスの血が入っていることに加えて滝川家の雰囲気によるところも大きいと思います。美緒子はまだ留学自体が珍しい時代にフランスを訪れ、国際結婚しました。クリステルはもちろん、私の娘や息子もみんな好きな道へ進んでいますしね」

 結婚後も仕事を続けることを公言した滝クリは、家風そのままに〈「政治家の妻はこうあるべき」という形に捉われず、私らしく、ありのままの生き方〉(8月7日付のインスタ)を貫くつもりのようだ。

 しかし、『宰相と怪妻・猛妻・女傑の戦後史』の著者で、政治評論家の小林吉弥氏はこうクギを刺す。

「そもそも国会議員の妻は、夫が東京の国会で仕事をする間、地元を守る宿命にあります。かつては盆暮れになると、夫に代わって妻が10~20件も会合をハシゴして支援者に酒を注ぎ、頭を下げて回ったもの。時代は変われど、日本ではいまだに地縁や血縁を大事にする文化が根強い。今後、滝川さんがどんな仕事をされるにせよ、地元を軽視したり、夫以上に前に出れば支援者からソッポを向かれてしまう危険性はある」

 謎のベールの向こうに垣間見えたのは、風通しの良い自由な家風だった。それゆえ余計に、滝クリが政治家一家の「茨の道」に悩まされないか案じられるのだ。

週刊新潮 2019年9月5日号掲載

特集「『小泉家』も知らない謎のベールに包まれた『滝川家』の履歴書」より

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