清原和博と元妻がジムでニアミスを繰り返す理由…次男に「打撃指導」していた

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 甲子園では球児たちが白球を追い、かつて甲子園を沸かせた清原和博(52)は六本木のスポーツジムで打撃練習に励んでいる。このジム通いに隠された、離ればなれになった家族のドラマを知る者は少ない――。

 打撃練習をする番長の姿を「週刊ポスト」が掲載したのは、8月上旬のこと。現役時代に指導を受けたトレーナーが主宰するジムだ。

「記事では清原さんのスイングの豪快さを取り上げていました。でも実は、もっと深い話があるんですよ」

 と、ジムに出入りする事情通が明かす。

「元妻の亜希さんもジムに通っていたのですが、覚醒剤事件の2年前、2014年に離婚して以来、足が遠のいていました。ですが近ごろ、再びジムに来るようになって、清原さんとニアミスしているんですよ」

 人目を忍んで逢っているのか。否、事件以降、元妻は弁護士を介して息子に対する接見禁止を通告したほどだから、それはあるまい。どういうことなのか。

「清原さんが、息子さんにバッティングを指導しているんです。なんでも、いまリトルシニアのチームに所属している息子さんたっての希望なんだそうです」

 それで清原は、息子の送り迎えをする元妻とニアミスしているわけだ。ちなみにこの息子とは、現在中学2年生の次男。長男はすでに野球をやめている。

「17年の暮れごろから清原さんはフラッと現れるようになりました。で、今年の6月あたりからは週に2回か3回と、定期的に通うようになった。息子さんを見かけるようになったのも同じ時期です」

 3面鏡とあと1面が曇りガラスの個室に入り、

「清原さんが振っているときは“バコォーン!”とモノ凄い音がします。それを息子さんが見ていたり、バットを握る息子さんに清原さんがスイングの指導をしているんです。とにかく、2人とも楽しそうですね」

 この指導のためか、清原は木製バットをジムに置いているという。西武ライオンズ時代の先輩で、東京の新橋で居酒屋を営むデーブ大久保氏は感慨深げだ。

「キヨは事件後、しきりに“子どもたちに会いたい”と洩らしていたからね。亜希さんから子どもに会わないよう告げられたときは相当ショックを受けていた。子どものほうから習いたいと言われたのは、キヨにとってこれ以上ない喜びだろうし、もう二度と裏切れないという決意を一層固くするんじゃないかな。亜希さんもいろいろ思うところはあるだろうけど、それを抑えて希望を叶えてあげてるんだから立派だよ」

 自分が見た甲子園の景色を見せたる。そんな思いで、父親は息子との時間を過ごしているのだろうか。

週刊新潮 2019年8月29日号掲載

ワイド特集「『テーマは人間』の自由研究」より

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