ホリエモンまで登場! 内容証明と福沢諭吉が飛び交う「ミス慶應」分裂騒動

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「私とじゃれあえる」

 これまで「東大以外行く意味ない」と断言してきた堀江氏。なぜ“行く意味ない”大学のミスコンをプロデュースするのだろう。

 別の慶大生によれば、

「堀江さんの方の団体の委員長は、商学部2年の女の子で学外に顔が広い。今年頭には、堀江さんを含めたおじさん達と上海で食事をした写真をインスタグラムにあげていました。7月にも、堀江さんと京都で食事をしていたし、彼女から頼んだんじゃないかな」

 堀江氏の就任以上に、話題を集めたのはその手法だ。今月11日、ウェブ上で3千万円もの支援金を募る活動を開始。700万円でファイナリスト達による商品のPRを依頼でき、10万円で彼女達との写真撮影などを行えるVIP席が“買える”という。ファイナリストの一人が、SNSで、「10万円の特典」は、

〈私とじゃれあえる〉

 と宣伝。ネット上では、“どこのキャバクラだよ”“悪(ママ)どい金儲け”“えぐい拝金主義”などと評され、批判の声も上がっている。

 先の実行委員会代表の慶大生が嘆く。

「お金儲けに走っている印象を受けます。当団体の主催だと誤解されることもあり、迷惑しています。これ以上、『ミス慶應』を貶めないで欲しい」

 この騒動を、ミスキャンパス評論家の霜田明寛氏が解説する。

「ミスキャンパスでは、これまでもスポンサーを募る資金集めが行われてきました。ですが、個人に高額支援を募るケースは聞いたことがない。6名のファイナリストを“キャバ嬢”のように扱う露骨な金集めが、炎上した理由でしょう」

 自伝的小説『拝金』の中で、“拝金主義者”と呼ばれるのは“誇り高き”ことだと説いたホリエモン。その“拝金のすゝめ”に塾生が学んだとあっては、諭吉さんも泣いていよう。

週刊新潮 2019年8月29日号掲載

ワイド特集「『テーマは人間』の自由研究」より

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