広島カープ・緒方監督の鉄拳制裁をデーブ大久保、野村克也らはどう見るか?

野球 週刊新潮 2019年8月1日号掲載

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 広島カープに降ってわいた暴力騒動。野間峻祥の怠惰走塁を叱責する過程で、緒方孝市監督(50)の“掌底連打”が炸裂したとされる。この件を先達や批評家はどう見るか。

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 監督としてカープを史上初のリーグVと日本一に導いた古葉竹識氏は、

「今回の暴力についてはちょろっと噂では聞きましたよ。昔は僕も試合中、少しは選手に手を出すことがありましたが、試合後は厳しく言うことはなかった。今、カープはチケットがなかなか取れないほどファンから愛されています。試合後に監督が選手に暴力を振るったと聞いたら、ファンはどう思うでしょうか」

 当時を知る記者がベンチ裏での“横顔”に触れて、

「確かに古葉さんは『試合中』に相当厳しかった。選手がちょっとしたミスをしても、ベンチ裏の通路の方に連れて行って、“殴る蹴る”を喰らわせていたようです。達川光男とか高橋慶彦がよくターゲットになり、山本浩二はそれほどではなかったようですが」

 西武の2軍打撃コーチ時代の10年、菊池雄星に暴力を振るったとして解雇されたデーブ大久保こと大久保博元氏は、もちろん反対派。

「僕が若い頃には『ブチ魔』と呼ばれるコーチがいた。ボールを両手に持ってそれで何発も殴られるから、顔面中にボールの縫い目状のアザができる。自分も雄星にしてしまったことは反省しています。ケガをしている、入団間もない選手としては相応しくない態度を取ったので平手で頭をパチンとやったのですが、やはり暴力は絶対にいけません」

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