“紀子さまはかんしゃく持ち”とこぼした「小室圭さん」母上の勝算

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世間の同情に警戒

 古今東西、周囲に結婚を反対されたカップルは枚挙に遑(いとま)がなく、中には、関係がこじれて両家の肉親同士が断絶に至ったケースもあるだろう。そんな状況が時に、両人の熱情に拍車を掛けるのも歴史が示してきた通りだが、こと皇族の子女がそうした道を辿られるとなれば、まさしく由々しき事態である。

 実際に、小室さんが昨年8月に渡米した頃には、すでに紀子妃と佳代さんとの面談は“打ち切り”となっていたというから、解決が遠のくのも道理である。それでも、

「佳代さんは、この期に及んでなお内心で“勝算あり”と踏んでいます。というのも“天使のよう”と讃えた眞子さまと圭さんとが、今も密に連絡を取り合い、思いを一にしているという事実があるからです」(同)

 秋篠宮家と小室家、それぞれが拠り所とする“常識”の乖離が事態の収束を妨げているとも言えるのだが、

「先月の会見では、殿下の『娘から話を聞いていない』というお答えを受け、妃殿下も『同じでございます』と述べられるにとどまったわけですが、すでに妃殿下は、小室母子に投げたボールを待っている段階ではないと見限っておられます」

 とは、前出の秋篠宮家の事情を知る関係者である。

「現在“一刻も早く問題に終止符を打たねば”という強いご意思のもと、妃殿下は方々に相談を持ちかけられています。『眞子が小室さんと一緒に未来を築くなどという状況はあり得ません』と仰っていて、一方で問題が長引くことで世間が“周囲の反対にもめげず愛を貫く二人を応援しよう”と、同情的な論調になることを大いに警戒しています。いわばロミオとジュリエットのような悲恋ドラマにはしたくない。何しろ、『頑張っているからどうにか認めてあげようといったムードになることは、どうしても避けねばなりません』とも漏らされているくらいです」

 皇室ジャーナリストの山下晋司氏が言う。

「小室さん母子の金銭トラブルは、たとえ法的に問題ないとしても、それに向き合う小室さんの姿勢に疑問を持つ国民は多いでしょう。皇族と、そういう人との結婚を祝福するのは無理です。また、この問題は女性宮家など皇室典範改正議論にも影響を与えます。今後の皇室の制度をどうすべきなのかというテーマに『小室さんを皇室に迎え入れていいのか』という属人的な話題が入り込むからです。結婚問題が解決しないと、改正議論も具体的には進められないでしょう」

 皇室制度をも揺るがす「令和の怪青年」に、勝機はありや。

週刊新潮 2019年7月18日号掲載

特集「『紀子さまは癇癪もち』とこぼした『小室圭さん』母上の勝算」より

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