深田恭子が「ルパンの娘」番宣でバラエティ出演、スタッフも感心の新たな才能を開花?

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天然女優の覚醒

 例えば、キスマイ(Kis-My-Ft2)のメンバーがカッコよくなるためのスゴ技を披露した「キスマイ 超BUSAIKU!?」(7月1日放送)では、二階堂高嗣(28)がカーアクションのサイドターン(180度)に挑戦。何度も失敗を重ねながら、最終的にはドリフト、爆弾による爆破ゾーンの突破、片輪走行、さらにサイドターンという連続技を見事に成功させた。このVTRを一般女性が認め、他のゲスト審査員もほとんどが10点満点をつける中、深キョンだけが、たったの5点。

 その理由というのが、以下の通り。

「カーアクションって、ご本人がいくら頑張っても、(カメラが)引きになると、ご本人だってわかりづらい……」(深キョン)

 まるで本人が運転していなかったのではないか、と疑うようなダメ出しである。これに対して当の二階堂も、「初共演なんですけど、けっこう嫌い!」と叫んだほどである。

「ジャニーズファンからは、頑張ったキスマイに対してなんてことを!と大不評だったようですが、他の女優たちとは真逆の評価を出したり、一味違ったコメントで笑いを取っていましたからね。バラエティタレントとして、いい仕事をしているなと感心しました」(同)

 また、後日放送された「キスマイ 超BUSAIKU!?」の未公開SP(7月5日放送)でも、二階堂に対してさらにダメ出しをする始末。カーアクションの練習に数週間をかけて撮影に挑んだ二階堂と、たった1日で流鏑馬の撮影を終えた藤ヶ谷太輔(32)を比べた深キョンの評価はこうだ。

「(二階堂の練習は)数週間と仰ったじゃないですか、藤ヶ谷さんは1日で頑張ったんですよ!」

 スタジオの誰もが??????となる中、ゲストの中尾明慶が口を開く。

「日数かけたほうが偉いんじゃないんですか?」

 深キョンの発想がよくわからない。

「元々、天然ではありましたが、それを隠すことなく表に出してましたね。一昔前までは、女優がおバカタレントのような対応をすることはあり得ませんでした。もちろんおバカに見られることを嫌ったからです。しかし、おバカも市民権を得て、今やおいしいキャラとなり、マイナスイメージはありません。深キョンの場合は、伝統あるホリプロスカウトキャラバンのグランプリ受賞者ですが、7月1日の『ネプリーグ』でも果敢にクイズに挑戦していますからね」

 小林一茶の句「雀の子 そこのけそこのけ お馬が○○○」の答えが「ほいさっさ」。

 夕焼け小焼けの歌詞「♪山の○○○の鐘が鳴る」には「西」。見事と言うべきか……。

「彼女は可愛いですし、素直そうに見えますから、おじさん、おばさんのウケがいいんです。それにアラフォーともなると、以前のような素っ頓狂な高い声ではなくなり、やや落ち着いた声になっています。そのため話す内容は一緒でも、ちょっと知的にも聞こえるんですね。なんだかいいことを言っているかのような……。今後はバラエティ番組でも活躍できる女優として注目しています」

 実をいうと、深キョンのバラエティの歴史は意外に古い。音楽バラエティの「新堂本兄弟」にも2005年からピアノ奏者として参加していた。ただ、この頃は黙々とピアノを演奏することが多かったが、時を経て、話すことにも慣れてきた。

 そしてバラエティではないが、2009年の実写映画「ヤッターマン」で、SM嬢のようなセクシー衣装に18センチヒールで、「やっておしまい!」と高飛車に言い放つドロンジョ様を好演。それまでのお嬢様役ではなく、開き直ったかのような演技で、ブルーリボン賞助演女優賞や東京スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞した。深キョンの覚醒である。

 あれから10年、バラエティもこなしつつ、ドラマ「ルパンの娘」ではドロボウ一家の娘として、「キャッツ・アイ」ばりのボディスーツも披露。深キョン全開の36歳だ。

週刊新潮WEB取材班

2019年7月11日掲載

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