「ジャニー喜多川さん」死去 これから事務所に押し寄せる荒波
中居が“合流”？
そもそも、ジャニーズから退社組が出る可能性もある。前出のレコード会社スタッフによると、ジャニーさんが発掘と育成を1人で行ってきたこともあり、所属タレントは例外なく恩義を感じている。このため、仮に事務所への不満があろうが沈黙していた。だが、今後はジャニーさんへ気兼ねする必要がなくなることから、辞めるタレントが出てくるかもしれないというのだ。
「世話になった上司が辞めるので自分も思い切って辞めるというサラリーマンがいますが、それと同じです。ジャニーさんはやさしい人で、みんなに慕われていましたから」（同・前出のレコード会社スタッフ）
ジャニーさんの死はSMAPの解散問題を再燃させる恐れある。2016年に解散した際、稲垣吾郎（45）草なぎ剛（45）香取慎吾（42）は退社し、マネージャーだった飯島三智さん（61）が設立した新会社・CULENへ移籍。だが、やはり飯島さんと行動をともにすると目されていた中居正広（46）はなぜか残留した。
「中居君のジャニーさんに対する配慮でしょう。会社に残留することを主張した木村拓哉君と、ほかの4人の意見は平行線のまま。それで3人は退社したが、中居君はリーダーの自分まで辞めたら、ジャニーさんが淋しがり、面目も潰れると考えたのでしょう。ジャニーさんは解散にも退社にも反対でしたから」（前出・民放スタッフ）
そもそもジャニーさんとSMAPの関係は良好だった。ジャニーさんと飯島さんの間にもまた問題はなかった。2人は師弟関係なのだ。対立したのは、メリー副社長、ジュリー副社長と飯島さんだったとされている。
「ジャニーさんがいなくなると、義理をはたした中居君が退社する可能性がある。契約更新は9月です。退社したら、飯島さんと合流するでしょう」
ジャニーさんの死を契機に2人と3人に別れた元SMAPが、1人と4人になるかもしれない。
ほかにもジャニーズ事務所には飯島さんが手掛けたKis-My-Ft2らが残っており、その去就も注目される。
いずれにせよ、芸能界の巨星が墜ちたことによる変化は避けられそうにない。
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