薬物乱用、性接待…「BIGBANG」の所属事務所がスキャンダルまみれで崩壊寸前

韓国・北朝鮮2019年7月4日掲載

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危ぶまれる牙城のこれから

 YGエンタ所属アーティストの薬物騒ぎは、何度も繰り返されてきた。2011年にBIGBANGのG-DRAGONが大麻吸引、2014年に2NE1のパク・ボムがアンフェタミン密輸入、2016年には専属スタイリストのヤン・スンホがコカイン投与、2017年にT.O.Pが大麻吸引、同年にまたラッパー兼作曲家のKUSHがコカイン投与で、それぞれ摘発を受けている。こうした実態から、ネットではYGエンタを「薬局」と揶揄する声も広まった。韓国語の「薬局」をローマ字表記すると「Yak-Guk」、つまり「YG」だ。

 そうでなくてもここ最近、YGエンタの将来を危ぶむ声は少なくなかった。メンバー全員が兵役に就いているBIGBANGの不在を埋める後継者が、育っていないからだ。そこへ来て有望株のiKONとWINNERはそれぞれ、B.Iの薬物問題で傷がついた。特にB.IはiKONの曲の大半を作曲する中心人物であり、その脱退でグループは先行きが不透明だ。

 こうした状況で、所属芸能人の「脱退」が危惧されるのも無理はない。タレントのユ・ビョンジェは5月21日、6月の契約満了とともにYGエンタを去ると公言。ユは過去にも、「YGエンタは薬局」「刑務所に行く人が多い」などと事務所批判を繰り広げたことがある。またB.Iの脱退後、iKONメンバーのJU-NEが自身のインスタグラムでヤン・ヒョンソクのフォローを外したことも注目を集めた。

 7年近い専属契約を結ぶ新人アーティストと異なり、すでに人気のあるスターは1~4年ほどの契約を結ぶ。この数年の間に契約したタレントたちが、満了を機に次々とYGエンタを去ることも十分あり得る話だ。K-POP業界に君臨してきた牙城の一角がいま、音を立てて揺らいでいる。

高月靖/ノンフィクション・ライター

週刊新潮WEB取材班編集

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