TBS「Nスタ」が日テレ「every.」に悲願の勝利 最大の功労者はホラン千秋ではなく……

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 TBSの夕方のニュース番組「Nスタ」は、6月26日の放送で第2部の平均視聴率が8・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同じ)を記録。難攻不落と言われた王者「news every.」(日本テレビ)の第3部8.1%に競り勝った!

 もっとも、翌27日には再び、「Nスタ」7・9%、「every.」10・1%と定位置に。だが、テレビマンは、今後、夕方のニュース戦争は群雄割拠の時代に突入すると見ている――。

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「Nスタ」がジワジワと視聴率を伸ばしていることは、デイリー新潮(5月5日配信)でお伝えしたが、ついに1位に躍り出たというわけである。民放プロデューサーは言う。

「17年4月にリニューアルし、『Nスタ』は人心を一新しました。メインキャスターにTBSの井上貴博アナ(34)を据え、女性サブにはタレントのホラン千秋(30)、月~木の男性サブに国山ハセン・アナ(28)を起用しました。それまでのメインは元NHKの堀尾正明アナ(64)でしたから、自局のアナウンサーに戻したことは社内的にもよかったし、若返りにも成功。そして、アイルランド人の父を持つホランと、イラク人の父を持つハセンというハーフコンビが数字を持っています。リニューアルしてひと月後には第2部の視聴率はそれまでの5%台から7~8%台へと上がり、同じく夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)にも勝つようになってきたんです。ただ、王者『every.』にはまだ当分及ばないと思っていましたが……」

 ついに王者を下したわけである。ちなみに「Nスタ」(15時49分~19時)は番組がスタートから16時50分までを第0部、16時50分からの1時間を第1部、17時50分から番組終了までを第2部と称している。一方の「every.」(15時50分~19時)は16時50分までを第1部、以後、同じ時間帯を第2部、第3部と呼んでいるのだとか……。ああ、紛らわしい。

「ホランの頑張りは誰もが認めるところですが、加えてハセンの好感度がアップしており、彼の貢献度は高い。『アッコにおまかせ!』(TBS)ではフリーになった安東弘樹の後を受けて進行役を務めていますが、そこでも和田アキ子さんにいじられ、主婦層からも人気を得ています。かつて、『王様のブランチ』(TBS)で大遅刻しましたが、単に寝坊しただけという理由も、むしろ“男の子”らしくていいという評価になったのも幸いでしたね」

 遅刻したのは16年7月のことだった。これが不評であれば、翌年4月の「Nスタ」リニューアルに起用されるはずもない。「Nスタ」では番組冒頭に登場し、スタートを告げるのが、ハセンである。そして、第0部から第3部までそれぞれの後半部分を務めているのが彼だ。

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