「田丸麻紀」セレブ夫の違法闇金を告発 兄は「武部新」代議士の政治家一家

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 タレント田丸麻紀(40)の夫で、会社経営者の武部毅氏(47)が、金融庁への届け出のない闇金の金主となっていた。父は武部勤元自民党幹事長で、兄は新代議士という政治家ファミリー。田丸がSNSで披露するセレブ生活の原資は……。

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 武部氏からの被害を訴えるのは、都内で自動車販売・修理業を営む60代の男性A氏である。この男性によれば、金策に窮していた折、車屋仲間のB氏の口利きで、武部氏から複数回にわたって金を借りたという。

 たとえば17年8月頃、メルセデス・ベンツSLを担保に1000万円を借りた際のことを、男性はこう振り返る。

「ベンツの引き渡しは、渋谷区広尾にある山種美術館近くの路上で行われました。その後、Bは“じゃあ武部のところに行ってくる”とクルマを運転していくので、『金主=武部』だというのはこちらももちろんわかってます」

 1000万円の借金だが、渡された現金は900万円。設定されていた月10%の金利が「前もって元本から差っ引かれて手渡される」(A氏)ためだ。年換算にして120%となるこの金利は、出資法で貸金業者に課している金利上限(年20%)よりはるかに高いうえ、そもそも武部氏の会社は貸金業の登録をしていない。

 このほかにもBMW2002ターボを担保に400万円、所有する筑波の温泉ホテルを担保に5000万円を借りたと男性は語り、武部氏本人を貸主とする借用証書の写しも見せる。

 さらには“ガンが治る効果がある”「北投石」なるモノを担保に差し入れたこともあった。

「(プレート)1枚150万円の価値があるものです。うちの会社で展示していたカプセル(※北投石を使った温浴カプセル)を、彼がわざわざ見に来たこともありますし、妻の田丸麻紀がブログ(17年10月29日付)で北投石を紹介したこともあります。北投石で一儲けを企んでいたのでしょう」

 武部氏に聞くと、弁護士を通じて、

「業として貸金業を行った事実はありません」

 と回答するが、

「その人物が貸金業法の登録がないにもかかわらず、そのような仕方で貸付を行っている場合、無登録で貸金業を行っていると見做され、貸金業法違反に当たる恐れがあります」(消費者金融問題などを専門とする宇都宮健児弁護士)

 明らかになった、世襲政治家ファミリーの汚れた金の動き。6月13日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

週刊新潮 2019年6月20日号掲載

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