西城秀樹「一周忌ビジネス」盛況の真相 死してなおこうも人気なのか?

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 やめろと言われても、ファンの「激しい恋」は、没後1年が経って、なお「情熱の嵐」を巻き起こすものらしい。西城秀樹の一周忌ビジネスはまるで「黒い瞳の誘惑」となって、ファンを吸引し続けているのだ。

 ヒデキが逝ったのは昨年5月16日。昭和の大スターもまだ63歳。往年の、というほど過去の人でなかったことも手伝って、葬儀の直後から「メモリアル・ビジネス」が盛んだった感がある。ファンの一人は、

「過去にヒデキのコンサート会場で販売されたグッズ、オリジナルカレンダー、ヒデキが宣伝していたころのハウス・バーモントカレーなどが、ネットオークションで、正価の10~20倍で売られました。個人で録画した映像や、購入したDVDなどをネットにアップする人も大勢いました」

 と語るが、ヒデキの個人事務所の関係者は、

「亡くなってから1年間は、喪に服す意味もあって、昨年11月、未亡人の木本美紀が『蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年』を刊行した以外は、なにも活動していませんでした。ネットオークションなどには事務所側も心を痛めていたんです」

 と話すのだ。ともあれ、没後1年が経って、

「命日にファン向けのSNSを立ち上げ、フィルムコンサートを企画して、ビジネスの第一歩を踏み出したところです」

 と話すこの関係者に、盛況ぶりを尋ねると、

「フィルムコンサートは豊洲PITで、5月14日から17日まで一般販売で10回、招待で1回行いました。全席指定で3千円にドリンク500円、キャパ1300人の会場で、のべ1万人にご覧いただきました。命日にはソニー・ミュージックさんから、全シングル87作その他が入った6枚組のベスト・アルバムが発売されましたが、1万5千円するのに、発売と同時にオリコン初登場15位、5548枚が売れました」

 やめろと言われても、自慢話は止まらない。

「アルバム発売記念にスマホケース、Tシャツ、クリアファイル、パスケース、マイクロファイバーミニタオルなどを作りましたが、パスケースとタオルは5千個ずつくらいが即座に完売しました。またTBSがCS放送で『ザ・ベストテン』から『寺内貫太郎一家』まで、西城が出演していた過去の13番組をオンエアしてくれています」

 TBSに聞いてみると、

「西城さんのファンや視聴者の方から多くの要望が寄せられたので」

 との返答であった。

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