秋篠宮さまが手放せない「睡眠導入剤」と「SSRI」

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 宮殿・長和殿のベランダにて、満面の笑みで国民を迎えられた新天皇のお隣には、皇位継承順位1位となる秋篠宮さまのお姿が――。1日からは皇嗣殿下となって両陛下をお支えするとともに、そのご一家は引き続き皇位継承権者をお二方擁する、きわめて重要なお立場となられるのだ。

 が、さる宮内庁関係者が言うには、

「ご当主の殿下は、上皇陛下退位から陛下即位までの一連の儀式の間、ずっとご体調がすぐれないように拝察いたしました。晴れやかなご表情の両陛下を拝するにつけ、そのコントラストは際立っていました」

 ご一家においては、長女・眞子さまの婚約内定者である小室圭さんにまつわる問題が一向に解決をみないまま、昨年から秋篠宮さまのご発言が世間の耳目を集めてきた。

 例えばお誕生日に際し、昨年11月の会見では、

〈多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、私たちは納采の儀を行うことはできない〉

 といった苦言を呈されており、また今年11月に控える大嘗祭についても、公費支出を疑問視され、

〈身の丈にあった儀式にすれば〉

〈宮内庁長官は聞く耳を持たなかった〉

 などと、異例の「政府批判」も展開されたのだった。

「それはあたかも、御代替わりを控える兄宮に対して注文を付けられているかのように映りました。ですがその一方、ご自身の宮邸の増改築費には、大嘗祭の費用を数億円上回る33億円が必要で、仮住まいの新築にも10億円近くかかっています。こうした点の“整合性”を問う声もまた、上がっていたのです」(同)

 むろん、大嘗祭は予定通り執り行われるのだが、秋篠宮さまのご真情の吐露はこれに止まらず、4月21日には朝日新聞が、

〈「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」〉

 という秋篠宮さまのご発言を紹介した。時期は、一昨年6月に上皇さまのご退位を実現する特例法が成立した後だったという。一読して「即位拒否」とも捉えられかねないが、そのご真意は“自分が継ぐからには早いうちに、そして早く悠仁に継がせたい”とのご意向で、実際に最近でもそう漏らされているというのだ。

 そうした不規則なご発言は、ご体調と連動していると指摘するのは、秋篠宮家の事情に通じるさる関係者である。

「御代替わりという節目を迎えられたものの、折からの『小室問題』もあって、殿下はご心労を重ねられている。最近はすっかりおやつれになったと拝察いたします」

 昨秋のお誕生日会見と前後して、秋篠宮さまが宮内庁病院で睡眠導入剤を処方され、ご体調回復に努められていることは本誌(「週刊新潮」)でもお伝えした。その後、複数のメディアが「抗不安薬を服用」などと報じたのだが、先の関係者はこう明かす。

「実際には、睡眠導入剤とともに『SSRI』という種類の処方薬を飲まれているというのです」

 これらの薬の飲み合わせについて、都内のあるメンタルクリニック院長は、

「一般的には気力が出ない、また好きなことを楽しめず眠れないというような症状の治療で、この2種を組み合わせて服用します。抗不安薬は睡眠導入剤を兼ねる場合もありますが、一部の薬では服用を止めると頭痛、不安感などの離脱症状を覚えるケースがある。その点、SSRIは従来の抗不安薬に匹敵しうる作用が働き、かつ離脱症状なども比較的起こりにくいのです」

 秋篠宮さまの度重なる“異変”に投薬の影響が少なからずあるのだとすれば、すみやかなご快復を願うばかりだが、皇嗣家を巡る“混乱”については先の宮内庁関係者も、

「東宮家に準ずる皇嗣家となられるにあたり、例えばご移動の際の警備態勢なども一新されるはずでした」

 としながら、

「ところが殿下ご自身が『このままで構いません』と強く希望され、その結果、海外ご訪問時には政府専用機を使わず、今までのように一般乗客を乗せた民間機でのご移動となります。6月にはポーランドとフィンランドご訪問を控えておりますが、相手国は継承順位1位のお方という認識で接しますし、トラブルによる遅延などは絶対に避けねばならない。“身の丈”とは聞こえはいいですが、お立場に見合った態勢をご理解いただくことが先決ではないでしょうか」

 そもそも“皇嗣”という呼称についても、

「宮内庁側のご意見聴取に対し、殿下は『これまで天皇の地位を継ぐための教育を受けていない』との理由で『皇太弟』となられることに難色を示された。その結果が『皇嗣』というわけですが、となればなおのこと、悠仁さまのご教育が懸念されてしまいます」(同)

 令和元年は、視界不良の船出となりそうだ。

週刊新潮 2019年5月16日号掲載

特集「『令和元年』10の裏物語」より

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